ずっと前に買ったまま読んでいなかった本。
江國香織の作品にしては珍しく、
ストーリー展開が激しくて、ドキドキした。
そしてやっぱり、
この人の書く文章が好きだと思うのだ。
美し過ぎて、異常なのだけれど、
だからこそ憧れてしまう。
そういう空気感を、
自分も持てたらどんなに素晴らしいだろう。
それができないこともわかっている。
主人公の三姉妹に
なりたいし、なりたくないし、なれない。
一番共感できたのは、
「男の人ってほんとうにテレビが好きよ」
というくだり。
心底そう思う。
きっと沈黙とか静寂とかが苦手なんだろう。
ちょっと気の毒にも思える。