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ローズ木更津の日記―インド・ムンバイ編 猫付き

コンプレックスは魅力だ。


コンプレックスを抱いちゃってるという事実が。




コンプレックスなんて全くない、

なんていう人間は、恐らくいないとは思うけれど。



かく言う私もコンプレックスの塊である。


特に外見に関しては格別の。




その原因は何だろうかと考えると、

まず間違いなく、姉の存在が大きい、という結論に達する。



生まれて間もないときの容姿から、

姉と私は大きく違っていた。



姉はふわふわで目がくりっとしていて、

道行く人が抱きたがるほど可愛かった。


私は髪の毛も少なくまるで猿の赤ちゃん。

誰もが聞きもせずに男の子だと思い込んだ。



大人だって誰も悪気があったわけじゃない。

それは私にもわかる。




しかし、その傷は永遠に残る。




今も私の気持ちは変わらない。





だから、


コンプレックスを抱いている人が好きだ。



自分と同じ種類の匂いがすると、

近づけるような気がして


その人を知りたいと思う。


理解したいと思う。




そしてできれば、


自分のこともちょっぴりわかって欲しい。






良いか悪いかはさて置き、


そういう大人になった。