母乳の放射能濃度測定体験記:必要な情報を集め、検査をした | 私的バンクでさい帯血保管体験記

私的バンクでさい帯血保管体験記

2010年10月に第一子を出産しました。私的バンクにさい帯血保管を依頼しましたので、依頼から採取、保管までの実際をお伝えします。

現在完母で第一子を育ててる最中です。


2011年3月に起きた東日本大震災とそれによって起きてしまった福島原発事故。


毎日水道や空気中の見えない放射能汚染に怯える日々が始まってしまいました。


何よりも心配なのが産まれて間もない我が子。


乳幼児は大人に比べて細胞分裂が活発なこともあり、放射能汚染の影響の受け易さは大人の比ではありません。


母乳からも放射線物質が検出されたというニュースで、不安は一層強くなりました。


そんな中、自分の母乳を検査できる所があると知りました。


東京ニュークリアサービス株式会社  です。


自分で搾乳した母乳を送れば有料だけど検査してくれる、と。


問い合わせして必要事項を確かめ、検査してもらうことにしました。


以下が確認した項目です。


☆注意:2011年8月現在の状況です。★


【検査依頼の流れ】

1. 検体を東京ニュークリアサービス つくば開発センターに送る。


   【依頼の際必要な事】

    ・ 母乳は110ml以上必要。母乳バッグでも洗ったペットボトルでもいいので、容器に入れてクール宅急便で送ること。

    ・ 母乳を送る際に、一緒に下記情報を書いた紙を入れて送ること。

       - 氏名 ※必須

       - 住所※必須

       - 電話番号※必須

       - 母乳の採取日時※必須

       - (速報値の結果をメールで知りたい場合)メールアドレス 

          ※その場合結果は pdf ファイルで送られてくるので、携帯メールアドレスではなく、PCメールアドレスがいいと思います。

       - 速報値結果の通知方法(電話で口頭がいいか、メールアドレスに送付希望か)


2. 到着後検査が行われ、速報値を電話やメールなどで報告される。

3. 後日、正式な検査報告書と費用の請求書が届く。費用は15,000円(税抜き)。

4. 費用を振り込んで終了。



後日、搾乳で120ml採れたので、早速送ることにしました。


100mlサイズの冷凍保存用母乳バッグがあったので、それに60mlずつ分けて2つ作りました。


冷蔵庫で十分冷やしたのち、必要事項を記入した紙を同封してクール宅急便でつくば開発センターへ。


翌日午前には到着したようです。


翌々日には電話が来ました。速報値が出た、との連絡でした。


(私はメールアドレスと希望通知方法を記載しないで送ったので電話でまず連絡が来ました。メールで報告が欲しい場合、最初にそのへん書いておけばいいと思います。)


口頭より文書で見たかったので、メールアドレスを伝えてそちらにすぐに送ってもらいました。


それがこちらです。


私的バンクでさい帯血保管体験記-速報値の結果


それから3日後には、メール便で正式な検査結果と費用の請求書が送られてきました。


結果は速報値と同じでした。


それに加えて、ちゃんと送った母乳が検査されたことがわかるように、検査の時の様子が画像でついてきました。


また、ちゃんとした検査機関だという証明書のコピーも添付されていました。


検査費用税込15,750円を指定口座に振り込んで終了しました。(振り込みは翌月末までに、とのことでした。)



以上の流れで、依頼してから検査結果が手元に届くまでに1週間弱でした。