亡き親友からの手紙 | 終の棲家と大腿骨頸部骨折

今年もいよいよおしつまって参りました。お元気でおすごしでしょうか

お母様ご逝去を遊ばされたとのこ心からお悔やみをもうしあげます  いつかは必ずその時が来ることを知りながらも永遠のお別れに現実に直面した時の深い悲しみは当事者でなければわかりません

  私も母と別れた時の嘆きを今思い出して貴女の御気持ちを推察するのみです ご無沙汰ばかりしておりましたので いつお亡くなりになったのか全然存じませんで大変失礼いたしました、

心ばかりのお悔やみのおしるしを同封致しましたので どうか御仏前にお花でもお供え下さいますよう。

 

 今年は初めから終わりまであわただしい日々でした。

九月初めに新しい家に移りましたがまだここ一週間程又大工さんが入っていますので落ち着きません、

年と共に仕事の能率が落ちたのでしょうか まとまった仕事が何にも出来ないうちに一日が終わってしまいます、もう少しのんびり暮らしたいなぁとつくづく思うこの頃です、

 東京へおいでの節はどうぞお遊びにいらして下さいませ 前もってわかれば田沼さんや佐羽さんにも声をかけておきます

 お寒くなりますのでどうぞお風邪をなど召しませんよう 来年は良いおとしでありますよう お祈りして居ります 

    かしこ 幸子拝   1987年