阪神大震災後、建てられた家のうち、殊の外、目を引く三層窓の家がある。
附近の家々が高々と塀をめぐらし、面格子やシャツターでの重装備、その上、警備会社のマークが目立つ中、角地を植栽で囲い、駐車スペースは,緩やかなスロープ、片側に手すりのついた車一台のスペースは玄関に通じている。
植栽の中は,外から良く見え、いつも手入れが行き届いている。
先日図らずも、この家を見せていただくことが出来た。
先ず驚いたことに、建築当初、既に80代の一人住まいであり、94才まで独立生活をしておられたとのこと、近所にお子さんが居られ,度々出入りできたとは言え、非常に珍しい幸せなケースであり,健康かつ家族、近隣の人々の協力も大きいのではないだろうか。
長女の東京の家へ移ることも考えられたけれど、本人のたっての希望で、元の地に留まり平穏に過ごしている。
多くは、本人の意向に関係なく施設入りのケースが多い中、理想的な終の棲家のかたち![]()
であった。