新しく望遠鏡自動導入装置を開発しました
名付けて「StellaGO」です。
皆さんこんにちは。
久しぶりに新しい望遠鏡自動導入装置を開発しました。
新しい自動導入装置「StellaGO」のコンセプトは
1.自動導入アルゴリズムの改良
2.自立動作可能であること
この二つになります。
StellaGO1号機、2号機
新しいマークとロゴも考えてみました!
もちろん細かい改良点もあります。
1.自動撮影ソフトによる完全自動撮影
2.PHD2との連携によるオートガイダー、ディザリング撮影
3.Webカメラとオートドームソフトによる観測ドーム管理
4.GUIの改良
5.赤道儀データ入力の簡素化
6.5台分の赤道儀データの本体内フラッシュメモリへの記憶
7.5か所分の観測地緯度経度データの本体内フラッシュメモリへの記憶
8.ハードウェアの簡略化
9.消費電力の低減
それに今まで通り、以下の機能は継承しました。
1.赤外線リモコンでの操作
2.カメラのシャッターコントロール
3.ST-4コンパチブルオートガイダー入力の装備
4.WiFi、USB接続の選択
前回作製した第6世代自動導入装置に対してStellaGOはハードウェア上位コンパチブルになっています。
そのため、第6世代自動導入装置もソフトウェアを入れ替えるとStellaGOとして動作可能になります。
せっかく作ったハードウェア資産を無駄にしないように工夫しました。
こちらはStellaGO55z(PentaxMS-55z用)
1,2号機と違って白いケースにしてみました。
PentaxMS-55zに装着。
ついでと言っては何ですが!
赤道儀のモーター換装もしてしまいました。
古~いVixenのSP赤道儀とSP-DX赤道儀のモーターをオリエンタルモーター製に交換
どこまで性能が良くなるものか?
2台の赤道儀とも対恒星時3060倍速で連続自動導入テストに合格しました。
3000倍速を超えると、見ていても気持ちよくスーッと望遠鏡が動いていきます。
この速さは感動ものですね、今までにない速さです。
42mm角ユニポーラギヤードモーターです。
安定した回転を得るためにダンパーも付けました。
新しいコンセプトに関してはまた次回に書くことにします。
乞うご期待!
それではまた