朝日新聞の「私の視点」というページにあったコラムに大変感動しました。

「大人になる君へ.....他人のせいにしない姿勢を」と題し、哲学者の中島義道氏が書かれています。

哲学者の文章というと、難しくてじっくり読むには覚悟が必要かと思いきや、とても分かりやすく、内容もすーっと心の中に入ってきました。

全部をここに写したいくらいですが、所々抜粋しながら私なりに勝手に解釈し、まとめてみると。
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因果律、意志、善悪、自由、存在などの概念、すなわち世の中のすべての事柄は厳密に考えれば何もわかっていない。
君(若者)がどう生きていくかはすべて君の手中にあるのだ。君が自分を「才能のない人間」と決めることはそういう自分を選ぶことであり、自分を「もてない男(女)」と決めることはそういう自分を選ぶことである。この意味で、だれでも否応なく自由なのだ。だから、すべてを誰かのせいにするのもきみの自由である。親のせい、環境のせい、状況のせい、容姿のせい、、、だから自分はだめ人間。そうしてきみが「だめ人間」を選んだら、君は未来永劫「だめ人間」になるだろう。

だが、何が人間の行為やあり方を決めるのかはじつのところ全く分からない。

(なにかのせいにするな)

そして、
大人になるとは独り立ちすること。
一つは経済的に。
もう一つは他人に依存しないこと。

それは孤独ということではなく、自分に居心地のいい人間関係を自力で開拓すること。
またそれは、異質な人を切り捨てるのではなく大切にすること、そういう人との困難な「交流」も長い人生において宝になるであろう。

きみがどんなに過酷な境遇にあろうとなるべくそれを他人のせいにしないで、「私(ぼく)が選んだのだ」と自分に言い聞かせる姿勢がよい大人になる要件である。

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日々接している若い人にも伝えたいし、私自身にも言い聞かせたい。

始めに戻ると、「世の中のことほぼすべての事柄は厳密に考えればなにもわかっていない」

人間の生き方について考えさせられる内容でした。
                                           【哲学するルーシー】
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