つい先日のこと
偶然が重なって 平井真美子さんのコンサートへ
友人のおかげで急遽予約ができて
早目に受付を済ませたこともあり
かなり良い席で聴くことができました
鍵盤の鏡に映る細く長い指からは
穏やかさを伴った静かな音も
轟くような激しさを供えた音も
歌うように 呼吸をするように
生まれきて とても美しかったです
その柔らかな笑顔と佇まいは
湖のようで 魅力的な方でした
一緒に行く? と誘ってくれた友人と
よく似た空気を纏っていらっしゃいました
開場までの少しの時間を
その友人とゆったりと過ごしました
公園を抜けていく初夏の風に
そよそよと吹かれながら
陽射しや足下の葉の音を確かめました
新緑が重なり合って
とても深い 生命の色々をしていて
久しぶりに安心できました
小さいけれど 確かな存在だったり
見逃してしまいそうな煌めきを
とても上手に そして自然に
見つけて愛してしまう天才と
一緒だったからかもしれません
とても塞いで 在り方に困っていた時に
「 見つけたよ! 」 と私の名前の意味を
遠くから知らせてくれたミカ
ばらばらのピースになっていた夜に
温かいお茶とブランケットで包んで
私の軸を守ってくれたマドカ
そんな愛しいふたりに導かれた
やさしい景色と音色