消灯時間に合わせるかのように8時に寝る という
ここ2週間で体内時計が出来上がってしまいました
そのせいか夜中の2時3時に目が覚めるのですが
周囲は夜中の静寂に包まれていて
音も無く夜の闇に吸い込まれそうになってしまうので
そのままカーテンの向こうが白み始めるまで
自分の心音を聞いたり
吸い込んだ酸素が体に巡っていく様を確かめたり
もぞもぞとベッドの中で足のストレッチをしたり
そうこうしている内に朝がやってきて
その俊敏さにいつもさみしくなってしまう
くるりと包み込んでくれた夜の温かさが
あっさりと剥がされてしまうような気がして
そんな夜更けに鳴らした呼び出し音
様々な色合いの気持ちが詰まった玉がみっちりと積まれていて
どれから手渡そうかと思っていたのに
結局ひとつも渡すことができずに
最後にはすべてが真っ白になっていました
ほんとうの言葉を失った自分がここにいて
それを望ましく思わない自分もまた
同じくここにいるのです