数時間毎に目が覚める度
汗はかかないが水分補給をして
寝直すこと数回。
ちょうどノンレムの時間帯にアラームが鳴り
もさっとした頭を抱えながら
見ていた夢がフラッシュバック。
ポカポカ陽気の中を芝生に座って
ピクニックのようにビール片手に笑っていたはずが
芝生が抜けてそのまま落ちていった。
相当な高さから落ちたので抜け落ちた穴がとても小さい。
見上げていると一通の封筒がひらりひらりと
旋回しながらゆっくりと穴から落ちてきた。
少し離れたところに落ちたその封筒は
点滅するようにくるくると七色に色を変えていて
そっと手に取ると一瞬にして色が黒に変わった。
あまりの変わり様にぞっとして払うように捨てると
鍵が開けられたかのように勝手に封が開き
一枚のカードが入っているのが見えた。
拾い直してそのカードを裏返してみると。
悪い予感も涙の理由もその絵が告げていた。
熱を計るとほぼ変わっていなかったけれど
ベッドに居ると夢に引き戻されたり
独りよがりな考えに囚われそうだったので
見なかったことにしてベッドから離脱。
低空飛行さながらに活動していると
許容量めいっぱいで動くことになるので
精神的には遥かに穏やかで居られる。