もしもし下北沢 | stella d'argento /silver star

stella d'argento /silver star

銀星は瞬き、遥か彼方をも照らす。




他のテーブルでの話し声。


笑ったり眉を寄せたりの色々な顔。


新しく入ってくるお客さんを迎える店員さんの声。


明るい照明と規律正しく並ぶディスプレイ。


食器の音やテーブルに向かう足音。


野菜を切る音と鶏肉を揚げる油の匂い。



どれもが人の生活の一部に繋がっていて


それでいてちゃんと自分の時間割にも沿っていて


そんな風にちゃんと受け止めながら


誰かを待つということが


なかなか無い特別なことのような


なんだかとてもしあわせなことのように


思えてくるのはきっと今読んでいる本のせい。