もしもし下北沢他のテーブルでの話し声。笑ったり眉を寄せたりの色々な顔。新しく入ってくるお客さんを迎える店員さんの声。明るい照明と規律正しく並ぶディスプレイ。食器の音やテーブルに向かう足音。野菜を切る音と鶏肉を揚げる油の匂い。どれもが人の生活の一部に繋がっていてそれでいてちゃんと自分の時間割にも沿っていてそんな風にちゃんと受け止めながら誰かを待つということがなかなか無い特別なことのようななんだかとてもしあわせなことのように思えてくるのはきっと今読んでいる本のせい。