ファイアーキング という名前にちょと拒否反応。
骨董市やらジャンクショーやらを回って
お気に入りに出会っては購入していたのだけれど
ダンボール一杯分になったそれらは未だ使わないまま。
まだ出版されたばかりの頃
その表紙に平積みされた1冊を思わず手に取った。
でも。
その時に購入するのは止めた。
まだ時期ではないような気がした。
読んだ友人が 「 良かったー! 」 と勧めるものだから
そうなのかぁ と本屋へ立ち寄った折に探してみる。
しかしながら視線が止まった先には。
無意識に手に取っていたその1冊は
もうずっと長いこと待っていた恋人に出会えたような
( 実際待っていたのはそこまでの時間ではないと思う 。)
その瞬間は呼吸をするのも忘れていたような気がする。
抱きしめるように抱えて帰ってきた割には
試験があるからとか体調不良とか何かと理由をつけては封印。
背表紙を捲ればそこから滑らかな旋律が流れ出してしまうから
頑張って忘れたふりをしていたけれど
やはり我慢は身体・精神どちらにも悪影響。
ということで諸々の理由で伸ばした試験を良いことに
とうとう禁断の果実に手を伸ばしてしまいました。
何の本かはまた別のお話。
次のぶらり本屋の時には浮気をしないぞ!