立て続けに映画を2本観た後に
重苦しい感覚がひたひたと
小さな足音をたてながら
夜の闇と共に戻ってきた。
今夜は雨戸が音を起てるくらいの
強風のおまけつきだ。
鬱々とした空気を吸い込みベットに入る。
全身が沈み込むような重さ。
心が元気な時は体も多少の無理がきく。
でもその逆はあまり無い。
生態エネルギーが低下して
色々なところで歯車が狂っていく。
でもきっと、私は運が良いのだと思う。
もし違ってもそう思いたい。
うねる波を幾多も越えて
大海原でその存在を見付けたからだ。
出店の金魚のようにあっさりと
とてもしなやかな手捌きに
またもや救われました。
もしきみが迷う時があるのなら
紺碧の空に輝く銀星のように
先の道を微かな光で照らしたい。
そう思います。