新しい年を迎えて、色々な目標を立てられているかと思います。
自分自身も・・・目標はと・・・なんですが・・・。
目標というか、今はムリ、でもいつかは・・・というのはあります。
少し前から考えてました。
でもやっぱり、やってみたいと思ったのです。
昨年の加古川マラソンでのこと。
ゴール後、いつものようにゴール付近で、
次々と完走するランナーを応援していました。
そしたら、マラソン大会ではよくある風景。
視覚障害者の方が伴走ランナーと一緒にゴールされました。
もちろん満面の笑みでした。
そして、視覚障害者の方が、伴走ランナーの方に、
「ありがとうございました」
と、深々と何度も頭をさげていらっしゃいました。
それは、うわべではなく、すごく心がこもっているように見えました。
決して、お礼を言われたいわけではありません。
でも、自分のやってることが、
誰かのために役に立つことって出来るのかなって思ったのです。
やりたいことは、『伴走ランナー』 です。
自分の走力で本当に出来るのか・・・
正直、分かりませんが・・・。
調べて見ました。
でも現実を見た瞬間・・・少しショックを受けました。
伴走ランナーになるには、まず講習を受けなければなりません。
この講習場所は全国各地にあるわけではありません。
都市部などのほんの一部の地域。
地方にいるランナーは、遠征して講習を受けなければなりません。
そして大会も障害者の方は健常者の方と違って、
何度もレースを出らるわけではなく、ターゲットを絞っていられます。
なのでどうしても都市部の大きな大会が中心となります。
講習、大会への参加、障害者の方々との練習・・・
嫌らしい話ですが、すべてにおいて時間と費用がかかってきます。
現実問題、仕事、遠征、そして何よりも家族がある、
地方にいるランナーにとっては、とても難しい問題が出てきます。
障害者の方とのコミュニケーション等、必要なことが何も出来ない。
伴走を必要とする方はたくさんいるのですが、
その伴走ランナーの絶対数が少ない。
都市部を中心にしか現実的には集めることが出来ない。
もっと地方にも広げていくことが出来ないのか・・・。
問題が多々あります。
正直、サブスリーで走るより伴走ランナーになる方が、
かなりハードルが高く、難しいと感じました。
結局は、ただ見ているだけで何も出来ないということです。
盲導犬を見てみると分かりますが、すごく澄んだ目をしています。
スポーツに健常者も障害者も垣根はないはず!
今年、来年以降も・・・伴走ランナーは、まだ出来ないでしょう。
でも、今年から少しづつ勉強していこうかと思います。
大会で伴走ランナーを見かけたら、話とかを聞いてみてもいいかなと。
いつかは実現させたいですね。
ちなみにレース中に視覚障害者の方と、伴走ランナーとの間で
つながっている紐みたいなもの・・・
あれは 『絆』 というらしいです。初めて知りました。