芦毛REBORN9 ~その男~ | ライフ イズ ビューティフル 8

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~人生は輝いている~
走ることも遊ぶことも全力で! めざせ!スーパーファンランナー!
自由な発想で自由な走り! 開放感を求めて突き進みます!

前回までのお話しは(^^)

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3人で、ゆっくりくつろいでいると、空男さんが話しかけてきました。


空男さん「ウォーミングアップとかはしなくていいの?」

のぶりん「あ、して下さいよ。俺はしませんが・・・」


空男さん「しないの!?」

のぶりん「・・・!? フルなので・・・」


空男さん「フルマラソンはしなくていいの?」

のぶりん「いや、そういうわけじゃなくて、長丁場なんで、体力を温存してるんです。

      最初の何キロかはウォーミングアップがてらに走っていきます。

      アスリートじゃないんで・・・」


空男さん「そうなんだ・・・」

のぶりん「あ、もちろん悪い見本ですよ」


空男さん「(笑)」


海子さん「じゃあ、私はウォーミングアップというか、その辺、少し歩いてくる」

のぶりん「その方がいいですね」

海子さん「蘭奈さんも、もしかしたら、もう着いてるかもしれないし」


そういうと、海子さんは歩きにいきました。


のぶりん「空男さんはいいんですか?」

空男さん「そうだね・・・僕も歩きにいこうかな・・・」

のぶりん「その方がよいかもです」


空男さん「その前にトイレに・・・」

のぶりん「トイレ?」


空男さん「なんか緊張してきた・・・」

のぶりん「はは(笑)俺もいきますわ」


空男さん「のぶくんも緊張してるの?」

のぶりん「え!?そんなことないですよ(笑)単純にトイレにいきたいだけ」


そう言うと、のぶりんは立ち上がり、空男さんと一緒にトイレに向かおうとしました。

するとその時・・・どこからともなく・・・なにやら叫ぶ声が・・・


「おぇ!」


(゚.゚*) (*゚.゚)

二人は気にせずトイレに向かいました。
トイレは、三人で休んでいた場所から少し離れたところです。


トイレの前にくると、またもや、どこからともなく叫び声が・・・


「おぇ!」


(゚.゚*) (*゚.゚)


二人がトイレをすまし手を洗っていると・・・。


「おぇ!」


その声はどこからともなく聞こえてくる・・・。


(゚.゚*) (*゚.゚)


そして段々と大きく聞こえ始めたのです。


二人には、その声が段々と近づいてくるような気配を感じました。


「おぇ!」


空男さん「・・・。・・・。のぶくん・・・」


のぶりん「どうか?しましたか?」


空男さん「あの人・・・僕らの方に・・・きてるような・・・」


のぶりん「!?」


空男さんが、言ってる 『あの人』 は、たしかにこっちに向かっていたのです。

そして、おぇ!おぇ!と叫びながら・・・。


のぶりんは驚いた! 


「あっ・・・あの顔は・・・」



Σ(゚д゚;)



のぶりん「空男さん・・・」


空男さん「何?」


のぶりん「走れますか?」


空男さん「え!?」


のぶりん「逃げるんですよ!」



10へつづく