自分の世代から見ると、遠い昔の話。
遺された作品を追う事で、その思考を垣間見る事しかできない。
それでも、その伝説的な名前は耳にする。
この方を、一目見たかった。
「研ぎ澄まされた感性と暴力的知性」
氏と同じ時間を過ごした方は、このように書かれていた。
その切れ味に触れてみたかった。
<奪還/THE DAKKAN>
宇宙人が村人を~、エース星人を~という演出で行う場合。
場には4Aを出しておくが、絵札三枚は出さずにデックのトップもしくはボトムにセットしておく。
「四人の村人がいる所へ、宇宙船から宇宙人が降りて行きます」
というセリフでもってデックから、
「デックをカットなりすると、トップもしくはボトムカードがニュニュっと出現すタイプのレベレーション」を行い、
三枚の絵札を取り出す。
作中で、「宇宙人は三人一組なので、一人宇宙船へ帰還します」という箇所があるので、
そことの整合性も鑑みて、絵札をこのように気味悪く取り出してもストーリーに味が出るのではないだろうか。
片倉氏の思考に小さな一輪の花を添えられたなら。。