私案ジェネラルカードの創作をまとめる。
なお、ここで述べたいことはトリックのネタそのものではないので、細かな技法やセットは記述しない。
もっと、それ以外の大切なものを表わせたらなという気持ちで書いている。
<準備>
「スペードのエースのトリック/Ace of Spades trick」を行うに適切な個所にスペードAをセットしておく。
なお、原案者のエドワード・マルロー/Edward Marlo自身も、
なお、ここで述べたいことはトリックのネタそのものではないので、細かな技法やセットは記述しない。
もっと、それ以外の大切なものを表わせたらなという気持ちで書いている。
<準備>
「スペードのエースのトリック/Ace of Spades trick」を行うに適切な個所にスペードAをセットしておく。
なお、原案者のエドワード・マルロー/Edward Marlo自身も、
いくつもの解決法とそのセット法を作り出していたらしく、唯一解は存在しない。
自分がいつも演じているストップトリックのセットをしておけ、ということである。
<演技>
このマジックはショウの初めに演じなくてはならない。
それは、このマジックの性質と演出に起因する。
トランプをケースから取り出してテーブルに置くが、
自分がいつも演じているストップトリックのセットをしておけ、ということである。
<演技>
このマジックはショウの初めに演じなくてはならない。
それは、このマジックの性質と演出に起因する。
トランプをケースから取り出してテーブルに置くが、
このときにボトムのカードが見えないように配慮しなくてはならない。
「デックすべてがスペードA」だと思わせたいから、ボトムに別のカードがあることを見られては都合が悪い。
「僕は、カードマジックを始める上で、いつも最初にお見せするマジックを決めてるんです。」
「貴女は、以前にスペードのエースのトリックというマジックを見たことがありますか?」
観客はノーと言う。
今まで、一度もイエスと言われたことはないし、あっては困る。
「良かった・・・! では、このトランプを配っていくので好きなところでストップと言ってください」
観客にデックを持たせて配らせるタイプのストップトリックでも良いが、
「僕は、カードマジックを始める上で、いつも最初にお見せするマジックを決めてるんです。」
「貴女は、以前にスペードのエースのトリックというマジックを見たことがありますか?」
観客はノーと言う。
今まで、一度もイエスと言われたことはないし、あっては困る。
「良かった・・・! では、このトランプを配っていくので好きなところでストップと言ってください」
観客にデックを持たせて配らせるタイプのストップトリックでも良いが、
大事なのは余計なカードのフェイスが露見しないように努めることである。
「貴女はここでストップされました。」
「・・・このマジックの名前は何でした?」
スペードAを示し、拍手を貰う。
ここで、演者によって演出に変化が出る箇所なのだが、「偽の種明かし」のシークエンスに入る。
「正直なところ、種・・・気になりません?」
もしくは、急にすまなそうな顔をして
「ごめんなさい、今のマジックはマジシャンの美学に反します・・・。あまりにも幼稚でした・・・」
や、場合によっては
「実はこうなっているだけでしたー」
といった風にジョークグッズによるマジックだというくらいに演出しても良いかもしれない。
様々な技法を用いて、デックすべてがスペードAであるかのように見せかけるのである。
ここでの注意点としては、観客はすでに「全てがスペードAだと思い込んでいる」ということだ。
あまり技法でしつこく同一カードを示せば示すほど、野暮になるというものだ。
『先に観客の観念を騙してしまえば、後はどうとでもなるものだ』
さる探偵の言葉の通りである。
すでに騙されている観客にとって、執拗な確認は退屈どころか、疑心を芽生えさせることにしかならない。
極論を言えば、無駄に技法を連続させるよりもヒンズーシャッフルによるサトルティだけでも良いくらいだと思う。
このシークエンスで観客に仮初の安心を与えた後、クライマックスへと移行する。
「でも、今種が分かったとき、ガッカリしませんでした?」
「ああ、こんなものなのかって」
「僕たちマジシャンの仕事は、貴女をガッカリさせる事ではありません」
「むしろ、貴女に魔法を見せることなのです」
ここでデックが通常のデックで、
「貴女はここでストップされました。」
「・・・このマジックの名前は何でした?」
スペードAを示し、拍手を貰う。
ここで、演者によって演出に変化が出る箇所なのだが、「偽の種明かし」のシークエンスに入る。
「正直なところ、種・・・気になりません?」
もしくは、急にすまなそうな顔をして
「ごめんなさい、今のマジックはマジシャンの美学に反します・・・。あまりにも幼稚でした・・・」
や、場合によっては
「実はこうなっているだけでしたー」
といった風にジョークグッズによるマジックだというくらいに演出しても良いかもしれない。
様々な技法を用いて、デックすべてがスペードAであるかのように見せかけるのである。
ここでの注意点としては、観客はすでに「全てがスペードAだと思い込んでいる」ということだ。
あまり技法でしつこく同一カードを示せば示すほど、野暮になるというものだ。
『先に観客の観念を騙してしまえば、後はどうとでもなるものだ』
さる探偵の言葉の通りである。
すでに騙されている観客にとって、執拗な確認は退屈どころか、疑心を芽生えさせることにしかならない。
極論を言えば、無駄に技法を連続させるよりもヒンズーシャッフルによるサトルティだけでも良いくらいだと思う。
このシークエンスで観客に仮初の安心を与えた後、クライマックスへと移行する。
「でも、今種が分かったとき、ガッカリしませんでした?」
「ああ、こんなものなのかって」
「僕たちマジシャンの仕事は、貴女をガッカリさせる事ではありません」
「むしろ、貴女に魔法を見せることなのです」
ここでデックが通常のデックで、
それどころがスペードAが一枚もないことを見せる(スペードAはパームしておくのである)。
見せ方や細かな動き、マジカルジェスチャーも色々考えられるが、各自で考えていただきたい。
そして、パームしているスペードAを劇的に出現させ、この悪夢を締めくくる。
副産物としては、「種明かしなんて夢の無い、つまらない事なんだよ」と、
見せ方や細かな動き、マジカルジェスチャーも色々考えられるが、各自で考えていただきたい。
そして、パームしているスペードAを劇的に出現させ、この悪夢を締めくくる。
副産物としては、「種明かしなんて夢の無い、つまらない事なんだよ」と、
ショウの最初に暗に訴え、マジックを素直に楽しむ準備をさせるのに一役買っているのではないかと思う。
この出現場所についても考察の余地があるが、それは別項にて論ずる。
この出現場所についても考察の余地があるが、それは別項にて論ずる。