クリフ・グリーンによる整然と空の手から現れるカード。

ミリオンカードよりも、個人的にはこちらのフェニックスエーセスの方が好みだ。

純粋に魔法に見えるマジックの内の一つではないだろうか。

さて、このトリックはその仕組みの性質上、フラストレーションカウントの原理が働く。

すべてのカードの裏を見せているように見えるが、

実はトップカードの裏を見せているだけに過ぎないのである。

これは、予期せぬ産物だと言える。

この副産物を利用して、フェニックスエーセスからの様々な応用が考えられる。

●マクドナルドエーセス
消極的にAのバックを改めるフェニックスエーセスにより、DFカードの存在を隠すことが出来る。

フェニックスエーセスからのマクドナルドエーセス、なんとも豪華なルーティンではなかろうか。

フェニックスエーセスからので出した4AをそのままTフォーメーションに配置し、

その上に三枚ずつカードを配るだけである。

何点としては、貴重なDFカードをパームによって曲げなくてはならないことだろうか。

●カラーチェンジ
フェニックスエーセス後に裏の色を、カウントやディスプレイで変化させることが出来る。