こんばんは


とても悲しいニュースに胸を痛めています


私も作る側を体験したものですが


とても悲しい経験をして


学生の頃に死を考えたこともあります


ブログでは主に明るい話をしようと


思っていましたが


このテーマだけは真面目に


書かせていただきます




私が作品を作るときは


とても精神的な深いところまで考えて


産み出しています


作曲を始めた頃は


とにかく量産していた私ですが


だんだん人生を通して


伝えたいテーマがでてきて


誰かを救いたい気持ちが芽生えて


それを正確に伝えたいために


様々な試行錯誤をしています


試行錯誤にはとても時間がかかります


これだ!とすぐハマる時もあれば


なかなかハマらない時もある


ハマった時の喜び


また続きを考えるために試行錯誤の時間


特に心の深い部分に訴えかけるような


作品を描こうと思っているときは


悲しみだったり、怒りだったり


そういった負の感情を繊細に思い起こしながら


丁寧に丁寧に作っていきます


私の場合は音楽ですが


譜面に書いてあることが全て


といえればよいですが


やっぱり国の特有の言語でハマらないような


表現だったり細かいところが存在したりします


そんなとき


生きているんだから


作者になんでも聞いて欲しい


作者が生きていて聞けるということって


本当に素敵なこと


そんなふうに思います


私自身が作ったものに対して


演奏本番日だけ呼ばれたり


演奏を聴かせてもらえなかったり


それだけではありませんが


もっと辛いこともたくさんありました


原作者の作ったものは


やっぱり原作者のものなのです


伝えるためにたくさんの方々が


協力してくださるのは重々承知しています


原作者が偉いとも思いません


原作者がリーダーとも思いません


ですが


原作者の気持ちを忘れてはいけない


作品を通して


伝えたいのです


そのためにはやはり


原作者は作って終わりではないのです


読者、視聴者の心に届くまで


見届けたいのです




それから作者はわりと孤独な存在です


創作という行為は


自分の内面と向き合ったり


深い部分について考えたりするため


軽い気持ちで何かしながら作る


ということはあまり考えられません


孤独な時間が長いのです


逆に、表現者は


その作品を通して仲良くなったり


一緒にいる時間が長かったりします


自分の作った作品なのに


その輪に入れてもらえないとか


ひたすら作ることを求められるとか


そういったことで


作者は精神的にも身体的にも疲弊してしまいます


私も死まで追いやられたことがあります


10年以上経った今でも


辛い気持ちでいます



作品に対してだけでなく


作者の気持ちについて


表現者の方々に


寄り添い・理解いただけたら


作者も救われるのではないかと思います



ご冥福をお祈りします