3月27日から4月2日の日程でドイツのバーデン・バーデンに行ってきました。

4年ぶりの海外でした。

4年前の最後の海外もドイツへの音楽の旅でしたが、今回も音楽の旅です。

バーデン・バーデンで開催されていたイースター音楽祭が目的です。

(尚、私はそれほどのクラシックファンではありません。ミーハー的な感覚で参加しております。)

 

フィンエアーでヘルシンキ経由でしたが、現在はロシア上空を飛べないので従来9時間で行けたヘルシンキまで12時間かかりました。アラスカやグリーンランド上空を飛んでました。

 

3月27日は23:05発なので実質6日間ですね。

フィンランドはムーミンの国。ヘルシンキ空港ではムーミンがお出迎え。

 

ヘルシンキからフランクフルトへ飛び、そこからバスで2時間、昼頃にバーデン・バーデンに到着しました。

バーデン・バーデンという地名は、バーデン地方のバーデンという意味だそうです。

しかしホテルのチェックインタイムまでは2時間ほどあり、ホテルに荷物を預けていきなりフリータイム(笑)。

 

まずはメインストリートを散策。

 

街の中心、レオポルト広場の噴水。

 

街は谷状になっており、中心をオース川が流れています。

 

品種が違うようですが、バーデン・バーデンの桜は半分散っていました。

 

街中にイースター音楽祭ののぼりが。

 

この店でランチ。

 

ホテルに戻ってチェックイン後、荷物を整理しながら風呂に入ったりくつろぎタイム。

 

暗くなってきたところで夕食を求めて散策(2枚目はシュティフト教会)。

 

このツアー、昼食が1回付くだけで他の昼食、夕食は自前。表のWEINSTUBEの文字にひかれてラテルネという店へ。

おすすめメニューと白ワインをいただきました。ワイン0.25ℓってデカンタかと思ったらグラスでした。

 

通りを挟んだ向かいの店、レーベンブロイからビアソングが聞こえてきたので翌日はここに行こうと思いました。

 

1夜明けて3月29日はまずは朝のお散歩。近くの公園から小高い丘の上にある教会へ。

公園にはスイセンやチューリップなど花がいっぱい。

 

ストゥルザ礼拝堂とストゥルザさんです。何をやった人かよくわかりません。

 

この日は小雨が降ったりやんだりする中、市内観光でした。といっても音楽関係の場所だけ巡ります。

まず訪れたのがブーレーズの墓。著名な指揮者だったようですが、私は知りませんでした。2016年にここバーデン・バーデンで亡くなったようです。

 

次の写真のような他の墓に比べ、特に地味な墓でした。

 

次に訪れたのがクララ・シューマンの住居跡。入口の脇にプレートがあります。

 

次のブラームスハウスは改修中ということで外観だけ見るはずでしたが、管理のおばちゃんが出てきて中に入れてくれました。

 

デスマスクです。

 

ピアノは触らせてくれて、弾いている人もいました。

 

これは額縁の絵かと思いきや、モニター画面で、動画が流れてきました。

 

ブラームスハウスは小高い所に立っており、当時は周りに何もなかったので緑に囲まれていたそうです。現在の景色。

 

クララ・シューマンの住居跡近くの公園にある、ブラームスとクララ・シューマンの胸像です。

 

次はクアハウスとカジノです。

 

カジノ、ホール、入口です。

 

野外音楽堂もあります。

 

近くにヨハン・シュトラウスのプレートがありました。よくバーデン・バーデンを訪れていたようです。

 

(バーデン・バーデン)劇場と、その壁に貼り付けられたベルリオーズのプレートです。劇場ができたとき、この劇場のために「ベアトリスとベネディクト」を作ったそうです。

 

公園の噴水とEv Stadt教会です。

 

フルトヴェングラーの胸像です。

 

案内はなかったのですが、すぐ近くの胸像の写真を撮ってみたら、クーベルタン男爵の胸像でした。よく見たら五輪マークも見えますね。バーデン・バーデンでIOC総会が開かれたことがあるそうです。

 

ここでこのツアーに付いていた唯一のランチ。何と店はレーベンブロイでした。

 

そしてメニューは前日夕食と丸被り(ローストポーク)。付け合わせもほぼ同じ。この地方の名物料理だったんですね。

 

ビールはヴァイツェンにしました。

 

夜のコンサートの時間まではフリータイム。ホテル近くのトリンクハレを散策しました。

 

温泉水が湧き出ています。飲むなと書いてありますが飲んでいる人も多いようです。

 

入り口前の庭園にはカイザー・ヴィルヘルムⅠの胸像が。

 

とにかくお花がいっぱい。特にモクレンは色も形も様々でした。

 

夜は祝祭劇場でコンサート。この日はキリル・ペトレンコ指揮のベルリンフィルの演奏で、シベリウスのヴァイオリン協奏曲とブラームスの交響曲第3番。ヴァイオリンはリサ・バディアシュヴィリでした。

 

前半のヴァイオリン協奏曲の演奏後はアンコールでG線上のアリアを弦楽カルテットで演奏してくれましたが、最後はあっさりと終了しました。時間が押してたからですかね。

 

演奏後の夕食。店の名前は忘れました。

 

(ビールの写真はの見かけが多いです💦)

 

30日の朝は濃い霧に包まれていました。

 

それでも朝のお散歩。新宮殿(改装中)とありますが、見た目は廃墟です。

 

霧が晴れ始めてからは美術館などを巡りました。まずは州立美術館とブルダ美術館です。中で繋がっています。

 

日本語が入っている作品がありました。日本語惜しい!

 

こんな作品も。

 

市立博物館にも入りました。ホテルのチケットで割引がありました。

 

ちょっと珍しいモクレン。

 

ランチはまたもやラテルネへ。前に見たメニューでタルトフランベがあることが分かっていたので、ランチには手ごろということで。

 

ワインは白。グラスには0.25ℓと0.1ℓの目盛りが入っていました。

 

この日は14時からのクアハウスでのコンサートチケットもお願いしておりました。価格は祝祭劇場のとは1桁違いますが。

 

コンサートは1時間なので、演目はハイドンのピアノ三重奏曲第3番、ベルクの4つの小品、マーラーのラインの伝説「亡き子をしのぶ歌」、シェーンベルクの室内交響曲第1番でした。ヴァインブレナー・ホールです。

 

ホテルで一休みの後、夜は祝祭劇場のコンサートです。祝祭劇場は入口が古い駅舎を改修したもので、奥の建物がホール本体です。

 

この日のプログラムは、トゥガン・ソヒエフ指揮のベルリンフィルの演奏で、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番と、ブルックナーの交響曲第7番でした。ピアノはヤン・リシエツキでした。やはり前半の演奏後にはアンコールがあり、ピアノソナタを演奏していました。

 

ブルックナーの交響曲はいかにもベルリンフィルらしいど迫力の演奏でした。

この日の夜は雨の予報だったので、夕方にサンドイッチとワインを買っておき、ホテルで食べましたが、雨は降りませんでした。

 

31日は午前11時からのクアハウスのコンサートチケットを取っておりました。

 

この日の演目はシューベルトの弦楽四重奏曲第15番。

 

コンサートが終わったら、結局レーベンブロイでランチ。ヴァイスヴルストとプレッツェル、ビールはドゥンケルでした。

 

午後はカラカラ浴場へ。1時間ほどぬるめのお湯に浸かってきました。

 

こちらは入っていませんが、フリードリヒス浴場。水着なしの混浴ということでビビりました。

 

この日は日曜日のため一般の商店は休み。翌日は早朝出発で帰国ということで、夕食用にテイクアウトの店でサンドイッチを購入。

 

祝祭劇場でのコンサート3夜目。

 

この日の演目は、キリル・ペトレンコ指揮のベルリンフィルの演奏でR.シュトラウスのオペラ「エレクトラ」。オペラのアリアを邪魔したないにもかかわらず、やっぱり大迫力の演奏でした。写真はベルリンフィルのオケピ。

 

スーパーで飲み物を買えなかったので、ホテルのミニバーのビールをいただきました。水よりもジュースよりもビールが一番割安。

 

4月1日は早朝にホテルをチェックアウトして帰国の途へ。

ところで4年前の旅行では400€持って行って100€しか使いませんでした。今回、現地では現金のみを使い、ミニバーのビール代3.8€を支払った後の残金は2€でした。4年前のレートは1€=120円台、現在は160円台。安く済みました。

お土産はフランクフルトの空港で買ったのでここではカード払いでしたけど。

 

フランクフルトの空港で飲んだビールとヘルシンキの空港で飲んだビール。

 

帰りはグリーンランド上空は通らず、北極点近くを通りました。北緯89度32分ということは北極点まで約50km。そこまで近づくなら北極点の上を通ってほしかったな。

 

ヘルシンキの空港で見つけ、思わず買ったお酒。

 

以上です。