「全ての球に追いつき、それをコントロールできれば負けない」
マンガ「ベイビーステップ」の主人公が掲げるテニス理論です。
最近はまっているこのマンガの中のセリフですが、自分はこの「それをコントロールできれば」という部分が肝であると思っています。
かつてウインブルドンダブルスを制した沢松和子さんは、
「相手が100発打つなら、自分は101発打てばいい」
と言われていました。
確かに相手より1球でも多く打ち返せば負けないのですが、それが難しいのです。
「私の理想はボールを1球も逃さないことで、そこまでは絶対にたどりつけないと思っている」
と言ったのは元世界ランク1位のモニカセレス。
全部の球を打ち返すことを追い求めているものの、それは理想であり世界NO.1の選手でも「絶対たどりつけない」と思っていたことなのです。
しかし、もし自分の打球をコントロールできれば、相手より1球多く打ち返すことは不可能ではないのです。
「ボールを1球も逃さない」というと守備的な印象を受けますが、「すべてのボールに追いつき、それをコントロールする」というのは攻撃的な思考です。
チャンスボールが来たら確実に決めることの重要性は誰でも理解しています。
しかし相手に攻められていてディフェンスの状態であっても自分が狙った所へ打ち返し、劣勢の状況からの挽回を図るというスタイルは「攻撃的ディフェンス」、現在の世界NO.1、ノバク・ジョコビッチのスタイルではないでしょうか。
マンガに出てくるセリフでしたが「なるほど」と思った言葉でした。
ベイビーステップ(2) (少年マガジンコミックス)