鍼治療 | 線維筋痛症、口腔内セネストパチーのブログ

線維筋痛症、口腔内セネストパチーのブログ

20年以上苦しんできた線維筋痛症、口腔内セネストパチーについてのブログです。

慢性疼痛、ことに「線維筋痛症」のワードでネットを検索していると、医師が鍼で線維筋痛症を治療しているという話を発見しました。鍼治療は今までにも受けてきましたが、医師が施術しているという事と、割と自信ありげに治療可能と唱えていたので、早速行ってみる事にしました。


その病院は高知県にあり、思えば私は2007年に名古屋の病院に入院したのを最後に、県外に出た事がありませんでした(レジャーなども含め)。この時は2015年でした。私の実家がある愛媛県松山市から高知県までは遠かったため、初日は母に自動車で連れて行ってもらいました。


早速、診察を受けると、私の症状は右下顎を中心に症状があるためか、「顎関節症」との診断を受けました。


続いて鍼治療ですが、痛みがある所に鍼を打つと、そこがピクピクと勝手に動き出したので、これなら治るかもしれないという期待が高まりました。


しかし、治療には継続的に通わないといけないらしく、数日後にまた来るように言われたのですが、いかんせん遠方であるため、難しい事でした。母も初日は連れて行ってくれたものの、疲れるから次からは公共交通機関(バス)で行くように言われました。バスの運賃は往復で1万円近くだったので、それなら出稼ぎ感覚で、と原付きで行く事にしました。


2回目に行った日は正午まで寝ていたため、家を出発したのもその頃でしたが、夕方には病院に着く事が出来ました。


施術の方は以前と同じように、痛みがある所に鍼を刺してもらったのですが、以前と違って患部がピクピクと動く事は無く、至って普通の鍼治療だと感じました。その後、また数時間かけて松山市に戻り、帰った頃には夜になっていました。普段は、正午ごろまで寝ていたら夜はなかなか眠れなかったのですが、この日ばかりはさすがに疲れたのか、すぐにぐっすりと眠る事が出来ました。


結局、往復1万円か原付きで行く労力を払ってまで受けるほどの効果を感じる事が出来ず、通い続ける事にはなりませんでした。ここの先生は、線維筋痛症は鍼で治療可能と謳っていますが、線維筋痛症を甘く見すぎているように思いました。治療を受けに来なくなった患者が、良くなったから来なくなったのか、効果を感じられなかったから来なくなったのかのどちらか統計を取ることをしていない限り、鍼が線維筋痛症に対して有効かどうか結論を出す事は出来ないはずです。やや淡い期待を抱いていましたが、いつも通りの結果となってしまいました。