MET Gala 2023
今年もやって来た!年に一度のファッションの祭典MET Gala(メット・ガラ)の2023年のテーマは惜しまれながらも2019年に他界したファッション界の重鎮カール・ラガーフェルドに捧げる『Karl Lagerfeld: A Line of Beauty』(カール・ラガーフェルド:美のライン)。
シャネルのデザイナーとしても名を馳せたカール・ラガーフェルドのレガシーを称えるため、シャネルを想わせるモノトーン、ツイード、パール、フラワー(カメリア)モチーフなどで着飾る出席者が多かった今年のMET Galaでセレブたちが見せたスタイルを着用ブランドと共にまとめてチェック
Nicole Kidman in Chanel
夫のキース・アーバンを連れてMET Gala 2023に出席したニコール・キッドマンは、生前に親交が深かったカール・ラガーフェルドに敬意を表してラガーフェルドがニコールのためにデザインしたChanel(シャネル)のヴィンテージのオートクチュールドレスを着こなしてレカペに降臨!
薄くピンクがかったヌーディーな色合いがニコールの肌色にも美しくマッチする華やかさと繊細さを兼ね備えたゴージャスなこのドレスは、ニコールが2004年にシャネルのN°5のCMに出演したときに身にまとったのと同じもの。
当時大きな話題になったアイコニックなCMで着られたドレスは今でもタイムレスな魅力を放って多くの人を惹きつけるけれど、ファンだけじゃなくニコールにとっても思い入れのある一枚にはラガーフェルドとニコールのパーソナルな思い出も詰まっているというからなおステキ♥️
ドレスの足元にはブラックのサンダルをオン、Harry Winston(ハリー・ウィンストン)のジュエリーで輝きを添えたスタイリングに。
Amanda Seyfried in Oscar de la Renta
「ネイキッド(裸)ドレス」と呼ばれてトレンド化しているヌーディーなドレスを着こなしたセレブはここにもひとり。『マンマ・ミーア』のアマンダ・セイフリッドがまとったのはOscar de la Renta(オスカー・デ・ラ・レンタ)が仕立てた無数のゴールドのストリングが垂れ下がるセクシーなミニドレス。
足元には華奢なシャンパンゴールドのサンダルをオンでフェミニンにまとめつつ、Cartier(カルティエ)のジュエリーとグラマラスなヘアメイクでドレスを飾ってポーズをキメる姿はカッコよすぎて惚れる♥️
Jenna Ortega in Thom Browne
NETFLIXドラマ『ウェンズデー』で人気の俳優ジェナ・オルテガが身にまとったのは、Thom Browne(トム・ブラウン)のカスタムドレス。ゴシックでモードに着こなしたドレスを飾るジュエリーはMarli(マーリ)のもの。
Ariana DeBose in Altuzarra
パリジャンブランドAltuzarra(アルチュザラ)を手がけるデザイナーのジョセフ・アルチュザラを連れ添ってイベントに参加したのは『ウエスト・サイド・ストーリー』のオスカー女優アリアナ・デボーズ。
アリアナが着こなしたのは、今年のMET Galaでは珍しい「イエロー」のカラーにパーカーとフロアレンススカートが合わさったデザインも個性的なブランドのカスタムドレス。ジュエリーはBuchere(ブヘラ)のもの。
Salma Hayek in Gucci
今年のMET Galaで白、黒、ピンクの他に人気を博したカラーが「赤」。ティアードのチュールスカートにスリットからはフローラルレースを覗かせて、上半身にはパテントレザーのコルセットが合わさったGucci(グッチ)のドレスを着こなした『ハウス・オブ・グッチ』のサルマ・ハエックは、そのゴージャスな装いと目にも映える情熱的な彩りでひときわ注目を浴びていたもよう♥️
一見「ラガーフェルドを称える」というイベントのドレスコードは無視したようにも見えるけれど、ショルダー部分に掛かるパールのストラップがシャネルをイメージしたものである可能性も。ジュエリーはLorraine Schwartz(ロレイン・シュワルツ)。
Pedro Pascal in Valentino
モノトーンの彩りの中では一段とその派手さが際立つ「レッド」の人気はメンズにも。白黒の装いが多かった今年のMET Galaで同じく赤をまとって目立っていたのは『マンダロリアン』の愛され俳優ペドロ・パスカル。
ペドロが着こなしたのはValentino(ヴァレンティノ)の秋コレクション2023のランウェイルックで、モードな遊び心を効かせるブラックの「短パン」からあえての素足を覗かせて若々しい印象に♥️
Rita Ora & Taika Waititi in Prabal Gurung
こちらは仲良く一緒に会場に現れた歌手のリタ・オラと映画監督のタイカ・ワイティティの注目カップル。2人が揃って着こなしていたのはPrabal Gurung(プラバル・グルン)のカスタムルック。ジュエリーはリタがBuccellati(ブチェラッティ)のもので、タイカがCartier(カルティエ)。
Simu Liu in Versace
今年のMET Galaでは生前のカール・ラガーフェルドを彷彿とさせるレザーグローブや扇子(せんす)などを使ってラガーフェルド自身になりきる、いわゆるラガーフェルドの「仮装」を楽しみつつデザイナーにオマージュを捧げたセレブも多かったのだけれど、『シャン・チー』のシム・リウもそのひとり。
シムが着こなしたのはVersace(ヴェルサーチ)のカスタムのスーツで、同じくVersaceが仕立てたクロコ型のパテントレザーの手袋とハイカラー(高い襟)のシャツがラガーフェルドを想わせるルックに。
タイムピースはVacheron Constintin(ヴァシュロン・コンスタンタン)、ネクタイにつけられたToni + Chloë Goutal(トニー・アンド・クロエ・グタール)のブローチなどでスタイルを飾ってコンプリート。
Emily Blunt in Michael Kors
『クワイエット・プレイス』のエミリー・ブラントは、カール・ラガーフェルドを想わせるタキシードスーツ風のドレス風パンツルックで登場♥️
首元に飾られたカメリア(椿)の花でもデザイナーへの敬意を表しつつ、マニッシュさとフェミニンな魅力が相まったこのルックはMichael Kors(マイケル・コース)がカスタムで仕立てたもの。足元にはJimmy Choo(ジミー・チュウ)をオン、ルックを飾るジュエリーはPiaget(ピアジェ)のもの。