新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録

新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録

埼玉在住の新米作陶家です。持ち前のヲタク精神で、いろいろと試しています。自分の研究記録のためブログをはじめました。陶芸ファンの方の参考になれば幸いと公開しています。情報交換・感想をぜひトラックバックに!よろしくおねがいします。

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新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録

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新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録

鍋は透明釉をかけ、酸化焼成でクリアな仕上がり。

土台は黒天目釉をかけ、スポンジでこすり、無釉状態で還元焼成でマットに。

鍋側にも地の土色を残しているので、コーディネイトとしては悪くない。


長年使い込んだ食器のようでもあり、
掘り出した土器のようでもある。
使ってすすけてきたり、汚れがつくとさらによい味になるだろう。



あらためて赤土と、白化粧のコントラストは面白い。
すこし土色を出そうと、化粧土を指でこすっておとしたところが、

鉄色のグレーが出たりして、刷毛目とはまた違った効果になった。

ワイヤーブラシで落とすという手法を本で見たことがあるが、
シャープさを狙うなら、そのほうがよいか。

ひさびさに、小ぶりでとてもよいものがとれた。




新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録

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新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録

■コーヒーカップ

・土:イトマキ土

・釉薬: 松灰自然釉
・酸化焼成


りんご、りんご、と思いながら、こねていたら

おもしろいものが、3つほどできた。

削りも適当で、あまり成形せず、内側だけをなめらかにした。


そのうちのひとつに、穴窯で燃やした松を使った自然釉をつけて

ふつうに焼いてみたものが、これ。


まったく期待していなかったが、なんとも素朴なものになった。


萩焼のような透明感で、青みがかった不思議な色合い。

薄くかかったところは、使っているうちに徐々に土色がでてきて

なんともしぶい。


先生いわく、やや釉薬は濃いめにかかっているが

あまり流れなかったのは、イトマキ土の吸収性と相性がよかったのだろう。

とのこと。


もともと松灰を白い土にかけるとベージュのような

色合いになると思っていたのだが、うれしいハプニング。

焼成が甘いと紫がかった色になることもあるとか。


これまでは狙った色が出ないことにがっかりすることも多かったが

自然釉のこうしたころびを楽しむのも、魅力のひとつだと感じた。

すっかり毎朝のコーヒーの定番になった。

これは割れないでほしいなあ。

上海万博のテーマソングの盗作問題のおかげで

中国にも胸を痛めている人や、頭を悩ませている人が

たくさんいることがわかって、なんだかほっとしました。


著作権に対する考えのレクチャーを、日本から招聘しているとのこと。

よかったよかった。


中国文化のよいところや、よい人間性ももっとおもてに出てくるとすてきだと思うのです。

歴史ある大国を作った5億人の末裔の、よいところが見えないなんてさびしすぎます。

知らない国だけに余計にそう感じるのです。


新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録
新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録


土鍋土を10kg買った。

炊飯用の土鍋をひとつつくって窯に入れたが、まだまだあるので

前々からほしかったバーニャカウダ用の小鍋をつくった。


・土:赤土(ペタライト入り)

・大きさ :鍋 径15cm 高さ7cm

      台 径12cm 高さ15cm 

・釉薬: 透明釉+黒天目で汚し→還元焼成 (予定)


あまりデザインにこだわらず、使用シーンを想像しながら

丁寧につくったら、まずまず気に入った成形になった。


今回も手びねりの指跡を残した粉引きに。


(わかったこと)縁を整えることを丁寧にやると、指跡の粗さが引き立ってよい。


刷毛目はまだ課題感あり。

っていうか、もうどうしていいかわからないので

今度しっかり教えてもらおう。


結局素焼き後にサンドペーパーにかけて、

刷毛目というより「ぼやかし」っぽい加工にする予定。


台はアルコールランプを入れる。

無釉で焼き絞めるのみにしようと思う。

すすけてきたりして、味が増すであろう。


バーニャカウダは、

フードプロセッサがあれば簡単にできるので、おすすめ。


我が家レシピ

(4人前)

・アンチョビ 2缶

・にんにく 2~3かけ

・オリーブオイル 60~80ml(エキストラバージンのよいものがおすすめ)

※以下、無くても可

・ナッツ(あるものなんでも。松の実、アーモンドなどがおすすめ) 少々

・牛乳 少々(こってりが好きな方は生クリーム)

・白ワイン 少々(日本酒でもOK)


全部フードプロセッサにかけて、

超とろ火でことこと煮る。たまにかき混ぜて

味見してアンチョビの生臭さと、ワインのアルコール臭さが抜けたら食べごろ。

(5~10分くらい)

鍋の水分が足りずに焦げそうなら少量のお湯を足しても可。


生野菜や、ゆでたジャガイモ、アスパラ、ブロッコリなどをつけて食べましょう。





新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録-飯椀1x 新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録-飯椀1



◆品名:白黒飯椀


サイズ:ボウル口径13cm×高さ10cm 

土:黒御影、化粧土 

成形:手びねり

釉薬:透明釉(予定)

焼成:酸化焼成(予定)


写真は素焼き前の、生。



◆ねらい

 ひさしぶりの作陶なので、基本に戻って飯椀を。
 前からやりたかった、黒御影に、ぼってりと白土をのせる白黒ミックスにチャレンジ。


 かたちは、ネパール仏教のシンギングボールのような丸さをねらって
 成形しすぎず、ゆるさを残した仕上げに。

 新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録

◆ふりかえり
 ・何個か作ったが、やはり「ていねいに、手数を少なく、つくろう」と決めて
  最初に集中して作ったものが、一番良かった。
  形をイメージして集中することが大切。
  (単に集中力が続かないとも考えられるが…)
 ・化粧土は、バケツのそこに残ったドベを拾って、
  マヨネーズくらいまでゆるくして、40の網でこしたものを使用。

  最初から刷毛目をつけようとせず、
  ①ぼてぼてとランダムに塗りたくり
  ②刷毛目をつけ
  ③最後にたっぷり刷毛につけて、アクセントをつける
  というやり方がいちばんイメージに近い仕上がりとなった。


 新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録-飯椀2x  ←刷毛で、なですぎ。

 新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録-飯椀1x  ←上記工程③ アクセントづけがポイント。


 剥離しなければ、よい仕上がりが期待できそうだ。
 素焼きが楽しみ。

 釉薬について、先生は「青白」がよいのでは、と言っていたが、
 最近、厚めにかけて仕上がったものが、黄ばんで見えて気に入らなかったので、
 今回は透明釉か、松灰など、色の薄いものをかけてみようと思っている。






新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録


最近、なかなか窯にいけません。

夏につくったカップはぜんぶ、織部3号で釉つけ。


アートバザーで売ってしまいました。

◆品名:ボウルとカレー皿(シリーズ・アフリカ) 
新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録

新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録 新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録

夏をまたいで、焼成。完成となった


土:ボウルA・赤2号

   ボウルB・黒御影

  カレー皿・赤6号 

成形:たたら


釉薬:ボウルは青白 皿は蛙目マット

焼成:酸化焼成



◆ふりかえり

・仕上がりはどちらも、なかなかよい。

 しかし、フルーツのような質感、というねらいからは、いずれも遠い。


・青白は薄めにかけたので、ほぼ透明釉の効果のみ。

 ぼんやりと霧がかかったような効果は得られなかった。

 土色が出てコントラストがはっきりした。それはそれでよい質感ではある。

 とくに黒御影が木墨のように黒く出て、リアルにアフリカンなムード。


・ねらいに照らせば、やはりマット系が正解。

 蛙目は、質感もよかったので、今後も検討。

 酸化焼成のはずだが、還元がかかったようで、うっすらと黄味がかり、緑の発色もある。

 今後、この色の再現を狙うなら還元のほうがよいだろう。 


・赤2号、6号の焼きあがりの違いはあまり見られず、扱いの簡便さで言えば赤2のほうがよい。

 (赤6は生の地がキャラメルのような色合いなので期待したが・・・)


・模様となるスジのカキかたは、今後も検討の余地あり。ランダムに削るよりも

 ストーリー性がほしい。幾何学的か、有機的か、くらいの決めはほしいところ。


・ボウルの高台には、化粧土をつけないほうが美しい。

8月はコーヒーカップばかり、たくさんこねこねしてみた。

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◆品名:コーヒーカップ百作


サイズ:マグカップ大きめ

土:すべてイトマキ土(白)

成形:てびねり

釉薬:織部3号(予定)

焼成:酸化焼成(予定)


写真は素焼き前の、生。



◆ねらい

 つくるものを絞って、成形にバリエーションをつけ、デザイン発想を磨く


とっかかりは織部物の茶わんをみていて

鈴木五郎氏の作品を拝見し

http://www.g-goro.com/index2.htm

ああ、こんなふうにぶっとんだのをつくると楽しいだろうなあ

でも、茶の湯はやんないしなあ。

毎日使うコーヒーカップでこの線をやってみるか、という発想。


楽茶碗のようなものもつくってみたが、

厚みと、成形と実用性が、なかなかバランス良く決まらない。


この際、実用を無視して、しまおうと思ってつくったものが上記。

実に奇怪なものもある。たくさんつぶしもした。

アートと実用の境目は実にむずかしい。

15kgのイトマキ土を使ったが答えは出ず。

夏だ


よかったこと


・削りの技術が上がった。

 「半乾燥」「かなり乾燥」「全乾燥」

 と段階によってかわる、

 削りの表情や、成形できることの特徴が整理できた。


・ハンドルの作り方がうまくなった。

 一回折れてしまったものをドベでつないだり

 面取りから丸みを出したり。





新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録-渋い。しぶずぎる 新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録-生焼のような白とオレンジが絶妙に
新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録-1000万円はするとのこと 新人作陶家 岡本浩幸 作陶記録-中がちょっとこげてる。おちゃめ


私の先生のイベントにたまたま顔を出したため、思いがけずよいものに触れる機会がありました。

ふふふ。


人間国宝の作家であり、魯山人のパートナーでもあった

故・荒川豊蔵作の志野焼・抹茶わんです。


どーん。


どうです。写メでもすごい。

しぶすぎます。


ミルクのように白く、割れた釉薬の質感はマットでもなく、グロスでもない。

ねっとり感と、さくさく感が不思議な同居をしています。


くわえて、ほんのりとした表面のオレンジが、泣けるんだ。

しぶいなあ。これで毎日コーヒー飲みたい。


K先生の解説によると、

土はもぐさ土のよいもの(かなりきめが細かく、さくさくしながらもしっとり)

釉薬は長石釉のみ、とのこと。


土と釉薬の相性、釉薬の濃度を計算しつくしているのは、当然のこと。

勝負はそこではなく、窯の焼きかげんなのだそうです。


生焼け失敗すれすれのところで、温度をキープ。

白さと火色、ありえない質感を「ねらって」実現している。


もちろん窯変に見える姑息な疑似効果を狙ったかくし味は

一切していない。男前だ。


ガス・電気の焼成が中心となった現代志野焼の世界とは

一線を画した、穴窯の名品を堪能しました。


これはさる企業の社長のコレクションで

いま低迷中の美術オーディションでも1000万円はくだらないそうです。


もう、触りまくりました。後世に残れ、私の手あか。


新人作陶家 岡本浩幸 制作記録-削った!削った!


◆品名:酒器(シリーズ・ナイフ ハード) ※I さん寄贈

 ※継続して作陶するオリジナル手法に「シリーズ」として愛称をつけることにしています。

 

土:伊賀土

成形:手びねり
     内側の大きさをつくるため型
に、適当に粘土をくっつけて、4~5日放置。

     かっちかちの石の塊になった状態から、カッターナイフでがりがりと削る。

     指跡や粘土の自然なしわを残しながら、直線的なラインと組み合わせ。


釉薬:白マット+伊賀釉+織部

     内側に白マットを流しかけ。外にも適当にこぼす。

     のこりの面には、伊賀(鉄)と織部(銅)を適当に筆で、かけわけた。


焼成:還元焼成(穴窯)

    赤松で3日焼成 最前列


◆ふりかえり
年に2度だけの穴窯でたくさん作品がとれた。

特徴のあるものだけ、記録に残しておく。


<よくできたところ>


白マットと、鉄・銅釉のかけわけがきれいに出た

 この写真では分かりにくいが、こげた茶色の中に、ほのかに緑が出ている。



 伊賀はもちょっと緑にでるかとおもったが、以外にどこが織部で、どこが伊賀か

 正確にはわからないほど、焦げた色になった。自然なかんじで結果オーライ。

 今回の穴窯は釉薬ものがメインで、還元を狙ったもので、結果もよかった。

 白マットは適度に青みがかってよい。

 おなじ窯で長石釉をかけたものは、グレーかかった色味になっており

 白を狙うなら白マットのほうが仕上がりが良かったように思う。


伊賀土、気に入った

 成形時はこしがなく使いにくいが、仕上がりはぱさつきがあって、軽い。

 別作品でたたらでもつくったが、そっちはあまり土をしめないで、

 クリスピーなかんじに仕上がっている。

 とくに無釉部分の色がビスケットのようで、かわいらしい。

 この酒器ではしまりがあってごつく、軽い。

 今後も伊賀土は、釉薬との愛称をみながら、積極的に使ってみたい。


<今後の課題>


ぐいのみの飲みやすさに、やや難あり

 岩を削ったようなかんじを残したかったので、あえて飲み口を削りすぎず

 のみやすいところを何箇所か作っておいたが、

 長く使ってもらうなら、やはりもう少し飲みやすさに気を配ってもよかった。

 片口のほうは、縁がシャープで使いやすい。

新人作陶家 岡本浩幸 制作記録-赤2号+白化粧
新人作陶家 岡本浩幸 制作記録-赤6号+カオリン白化粧


◆品名:ボウルとカレー皿(シリーズ・アフリカ) 

 ※継続して作陶するオリジナル手法に「シリーズ」として愛称をつけることにしています。


サイズ:ボウル口径18cm×高さ8cm 皿20cm×10cm 

土:ボウルA・赤2号

   ボウルB・黒御影

  カレー皿・赤6号 

成形:たたら

釉薬:青白(予定)

焼成:酸化焼成(予定)


写真は素焼き前の、生。



◆ねらい

 シリーズ・アフリカは、くだものの肌のような質感を目指したトライ。

 

   土色を生かして、白化粧から、木の実のような模様を削りだし。

   ミルキーでつや感のあまりない白をうすくかける。

   制作途中の模様がなんとなくアフリカ民芸っぽいので、アフリカと呼んでいます。


 模様の削り出しは、

 半乾燥時に細いカキべらでランダムに削り、白化粧をかける。

 からっからに乾いてから、サンドペーパーでこする。

 カキべらでけずるよりも、ぼんやりとやさしいかんじでGOOD。


 土色×白化粧×釉薬 の組み合わせで、質感は検討中。


 いまは釉薬を「青白」に固定し、

 土色と化粧土をバリエーションで実験している途中。


 赤土はうまくいけば「桃」っぽくなるんじゃないかなと。

 黒は「ナッツ」のようなイメージ。