心の闇と向き合う | Metal Gray

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ゲーム全般&日々雑感。忘れた頃に更新してます。

昨日、カミさんが離婚届と結婚指輪を置いて出て行った。

原因は俺の度重なる暴言。


当然だと思う。


カミさんにはこれまで随分と酷いことを言い続けてきた。


出て行って当然だと思う。


でも、出て行って欲しくて言ったわけじゃない。



俺は親父や友人からも「瞬間湯沸器」と揶揄されているほどの短気だ。

自覚もあるし、自分で言っている節もあった。

短気な人間が言っているのだから相当なものだろう。


好きで短気なわけじゃない。


怒るのは疲れるから怒りたくない。

でも自分でも感情の制御が効かないんだ。


いつの頃からか、感情を理性で制御する事が困難になってきてる事を自覚した。

自分の中の獣を繋いでる鎖が緩んできている事に気がついていた。




思えば俺は昔から誰かを憎んで生き続けてきたように思う。

誰かを憎まないと生きられなかったようにも思う。


幼少時は弟と親父がそうだった。



弟は生まれつきの心臓疾患で生後直後では手術に耐えられないらしく

3,4歳の時に手術したらしい。


当時の記憶は全くないが、両親は弟につきっきりで

俺は母方の祖母に預けられてたらしい。

なにげに今でも「おばぁちゃん子」のように思う。


家では俺はトラブルメーカーで、弟は両親の言うことを聞く素直な子。

両親からは仲良くしろと言われ続けたけど、

「俺は弟とセットじゃない!俺は俺なんだ!」

そう思い続け、慕ってくる弟をいじめては叱られる毎日。



親父は優秀なセールスマンで常に厳しい人。


小学1年の時に100点取ったことを親父に喜んでもらおうとして言ったら

「そんなもん取れて当たり前だ」

と冷たくあしらわれた事を今でも覚えている。


俺は歯磨きがあまり好きでなく(いや正直嫌いで)しょっちゅう歯磨きをさぼってた。

そして、その度に

「犬猫でも歯磨きするというのに、お前は畜生にも劣るな」

と言われ続けたのが耳にこびり付いている。



小さい頃からアトピーで、その為にいじめられっこだった。

運動も苦手で、でも勉強はよく出来て。

学校でも家でも、心を閉ざして、表面上のつき合いだけをやってたように思う。


高校卒業したら絶対に家を出てやる!!

そう思い、実際大学に入ってから結婚するまでずっと独り暮らしを続けた。



独身時代はソコソコ楽しかった。

TRPGしたりメイルゲームやったりで、自分以外の「役」をやるのは面白かった。


高校の頃から勉強はできなくなっていたけれど、

ゲームの方面では友人達からも一目置かれる存在になっていて

いつの間にか「優秀な自分」であることを自分に強要していたのかもしれない。


自分に意見する人間に対して冷酷になっていた気がする。

ただの意見なのに敵対行為とみなし、敵意むき出しにしてたような気がする。

いつの間にか「刃向かう者は叩き潰す!」が口癖になっていた。

悪役ばかりをやっていたせい・・・だけではないだろう。


いつの間にか友人達をも憎むようになっていた。

表面上はトモダチでいながら。




入社してからは先輩と常務(現社長)が対象になった。


先輩は最初から嫌な奴だった。


ハナから先輩面して偉そうな物言い。

事あるごとに意見が対立し、結局俺が折れる毎日。

効率的なやりかたを提示しても、理由もなしに却下。

そのうち先輩を無視して、直接課長と相談するようになった。


会社の移転でその先輩は辞めざるを得なくなり、今は俺の天下。



常務は当初は嫌いだった。


何かに付けて権威を振りかざすやり方。

恫喝で意見を押し付けるやり方にものすごい反感を抱いていた。


今は違う。


社長となり、会社の存続のためになりふり構わずの姿を見て

好きではないが、評価はするようになった。




独身時代のゲーム友達ってのがカミさんとのきっかけ。

俺のどこが良かったのか、最後まで言わなかったが

ともあれカミさんは俺を選んだ。


プロポーズはカミさんの方からなんだぜ?


俺はといえば、こんなアトピーまみれの醜い奴が旦那でいいのか?

といぶかしみつつもありがたく思ったもんだ。


ささやかな挙式をし、新婚旅行も行った。


最初は仕事に穴を開けるわけにはいかないと、俺が旅行を渋っていたのだが

「新婚旅行は普通の旅行とは違う、大事な旅行だから!」

との猛反対で、結局行く事にしたんだっけか。


でも俺からみれば普通の旅行と変わらなかった。


カミさんはいろんな所を見てはしゃいでいたが、俺のことはほったらかし

新婚旅行だからと期待していたセックスもナシ。

今でもあれはなんだったんだろうとしばしば思う。

2人で延々歩いた記憶だけは鮮明に覚えてはいる。


思えばこの新婚旅行の時のモヤモヤが不信感へと変わっていったのだろう。



2人共ゲームが好きで、結婚してしばらくしてから、2人でFF11をやる事になった。

俺は独身時代にやってたので、カミさんは新規で同じ鯖でやることに。


とはいうものの、生来の完璧主義が災いしてカミさんにアレコレ指南する始末。

カミさんはマイペース派なのに対して、俺は効率主義。

上から目線でスパルタなもんだから、カミさんのストレスは相当なものだったようだ。


その後、カミさんに新しい友人が出来たことから事態が一変する。


そいつは精神疾患を患っていたらしく、

その事に対しカミさんはやけに献身的になった。


いつの間にか家事よりもFF中心の生活を送るようになり

その事に対し、俺は腹を立てるようになった。

奴への嫉妬心がその怒りに輪を掛けた。


夫婦間は露骨にギクシャクし、俺は堂々とカミさんを罵るようになった。


言っちゃいけないのはわかっている。

でも、言わずにはいられなかった。


離れて欲しくなかったから言ってしまった。

言ったら余計に離れてしまうのはわかっていたはずなのに。



去年の年末にカミさんは一度実家に帰っている。

その時はまだなんとか話し合う余地はあったし、帰って来てくれた。


それからしばらくは平静だったように思う。俺的には。

カミさんは思うところがあったのかもしれないが、それでもうまくやってたと思う。


なのに、またやってしまった。


今度は離婚届と指輪を置いていった。


「ダメかもしれない」と思った。


カミさんの携帯は電源きったままらしく、いつかけても留守電状態。


やっぱり俺は欠陥人間なのかと思った。


なんとはなしに精神疾患について携帯で調べまわってみた。


「アダルトチルドレン」を見てこれだ、と思った。

パーソナリティ障害の総称の1つらしく、精神疾患の正式名ではない。

一時期この言葉が流行ったようだが、マスゴミのせいで誤った理解が広がったようだ。


当てはまる項目がごろごろ出る。というか90%以上が当てはまる。


自身もアダルトチルドレンという方のサイトを拝見した。


涙が止まらなかった。


何度も何度も泣いた。


ガキの時ですら、こんなに泣いたことはなかったように思う。



思えば昔から感情を押し殺し、仮面を被って生きてきた。

優秀であることを自分に課し、全体の為に自身の欲求を無視し続けてきた。

ドス黒い感情に蓋をし、醜い自分自身を騙し続けてきた。


結局、カミさんを憎むことでしか怒りを納める術を持てなかった。

己のバカさ加減につくづく愛想が尽きる。



カミさんには戻って来て欲しいと切に願う。


楽しそうに笑って踊ってる姿が脳裏をよぎる度に涙が出てくる。




自分は「アダルトチルドレン」なんだと自覚した。