護身術というのは、武道やスポーツ格闘技と違ってルールがありません。
過剰防衛にならなければ、基本的に何をやっても構いません。
日本で護身術というと、合気道のような打撃を伴わない武術を想像される方が多いようです。
「女性護身術」というジャンルが確立している欧米では、体格・体力面で不利な女性がどのような護身術を学んでいるかご存知ですか?
実は、軍用格闘術をベースにした打撃メインの格闘術を学んでいるんです。
「軍用」と言うだけで「なんか凄そう・・・」と思われるかもしれませんが、時間的・技術的に最短で身につく、最も効率的な護身術なのです。
その理由は・・・
●短期間で身につく
一般的な武道では白帯で入門し、基礎練習から地道に鍛錬を積んで何年もかけて黒帯を目指します。
しかし、軍隊では即戦力が必要なので、短期間で兵士を養成しなければなりません。
その為、個人差が出にくく、短期間で身につけられるように工夫された格闘術になっています。
●シンプルなテクニック
予期せぬ危機に直面したとき、人が咄嗟にとれるアクションは1つ、できても2つが限界です。
軍用格闘では一瞬の行動が生死に直結します。
その行動とは頭で考えるのではなく、反射的に体がどう動くかということ。
どんなに訓練を積んでも、条件反射で複雑な動作はできません。
そのため、初動のアクションは必然的にシンプルなものになります。
初動の「攻撃から身を守る」アクション、実は軍人も私がお伝えしている護身術も同じことしかできません。
一般的にカッコいいと思われているアクションとの違いは、初動のアクションの後に「何を付け足しているのか」ということだけです。
●一般的には反則技
軍用格闘術とスポーツ格闘技との最大の違いは「反則」があるか?ないか?
スポーツ格闘技では急所への攻撃や大ケガにつながる危険な技は反則になっています。
ルールは選手を守るために絶対に必要なものです。
対して、軍用格闘は「生きるか、死ぬか」の二者択一の考え方がベース。
最初から相手の急所を一撃で仕留めるのが原則です。
誰にでもできるシンプルな一撃で、相手の動きを封じる これが護身術の基本。
一撃で仕留めるには急所攻撃がベストなのです。
前述の「何を付け足しているのか」のという違いですが、警察や治安部隊であれば「制圧・拘束」ということ。
我々、一般人であれば「その場から逃げる」「周囲に助けを求める」ということになります。
逃げるは恥でもないし、役に立つ‼(どこかで聞いたような…)
決してカッコよくはありませんが、護身術で一番大切なことは「いかに目の前の危機から逃れるか」ということなので逃げることを優先しましょう。
