碧い空、緑輝く木々、万年雪に覆われた白銀にく輝く嶺々、
花々が咲き競うなだらかな丘の中腹を駆け抜ける赤い機関車、、、
幼いころ思い描いた夢のような列車が、
ヨーロッパアルプスの真っただ中を走っています。
それは孤高の名峰マッターホルンの麓の村 、
ツェルマットとスイス屈指の高級リゾート。
森と湖のサンモリッツとを８時間余りで結ぶ、
世界一のろ～い急行列車、氷河急行なのです。
最新のヨーロッパ鉄道時刻表によると、
２０１７年も前年と同じく夏のハイシーズンには、
東行き西行き合わせて６本の列車が設定されています。
ちなみに東行き列車は、
ツぇルマット～ブリーク～アンデルマット～オーヴァーアルプパス～ディセンティス～クール～フィリズール～ベルギュン～サンモリッツ
の行程２９０ｋｍを走破します。
氷河急行の出発地 ツェルマットは小さな集落ですが、
その魅力は何と言ってもマッターホルンでしょう。
夏のトレッキングやヘリツアー、
冬のアルプス大滑降。
ＶＲ等では体験する事が出来ない大自然の中に身を置いて、
時の経過を楽しむ。
クラインマッターホルンからの２０ｋｍを超える大滑降、
ゴルナーグラートからの登山電車沿いに滑り降りる爽快感、
途中のカフェに立ち寄り頂く暖かいスープ、
ここには多くの楽しみ方があります。