8月末よりHollow Knightに新たなDLCコンテンツ「Godmaster(神を求む者)」が現れた。これは簡単に解説すればボスラッシュであり、これまで戦ってきたボスたちを次々と薙ぎ払いながら、待ち構える釘のマスターに立ち向かい、神の領域にたどり着くものだ。ホーネットちゃんはいつプレイできるんだ。

さて、通常のHollow Knightならば、単発のボスに対応してこのチャーム、あのチャームと設定できたのだが、今回はあらゆるボスに連続で対応せねばならないため、純粋に平均的な実力が問われるところが難しいところだ。その上新ボスはレベルが高い

 

そこで今回はボス連戦に対応できるチャームや戦術を考察していきたいと思う。

 

前提:

・当然拘束は無し。

・全てのチャームを取得している

・全てのチャームスロット(11)を取得している。

・釘は純粋な釘にまで強化されている。

・ソウル攻撃は影の力を得ている。

 

考察1-ため攻撃「釘奥義」を推すなら「釘師の栄光」は必須であろう。

釘の師匠達から伝授する溜め技「釘奥義」、一見してボスに叩き続ければダメージを与え続けるために使いやすい、ように思えるかもしれないが、危険な要素もかなりある。以下解説しよう。

 

グレイトスラッシュ(攻撃ボタンのみ)・ダッシュスラッシュ(ダッシュしながら溜めを放つ)

・釘の2.5倍・・・純粋な釘ならば50の威力をもつ。

・かなりのリーチの長さを誇る。特にダッシュスラッシュは横のリーチが非常に長い。

×

・チャージに時間がかかる。

・ダメージを喰らうとチャージが停止する。

ソウルをフォーカスするとチャージが停止する。

・一回ためたら放つまで普通の釘の攻撃をすることができない。

攻撃を放つと動きが停止するので敵にとってチャンスになる。

・威力を1.5倍にするチャーム「繊細な力/壊れぬ力」の強化の影響を受けない。つまり2回切ればこの釘奥義の威力を超えてしまうのだ。

 

とまあ、特にチャージに関してリスクがかなり高い。だいたいボスの体力は半端なく高いため、高威力といってもダメージのリスクを背負うのは賢明ではないだろう。

利点としてリーチが凄まじく長いので接近戦が怖いボスにじわじわとダメージを与えるのには有効。

サイクロンスラッシュ(↑・↓どちらかを押しながら溜めを放つ)の場合は当て続けることで最大7回(147ダメージ)を与えることができるので腕前がある場合はどんどん使っていこう。だいたい5回連続で当てることができるので、意外とグレイトスラッシュより強かったりする。

 

溜め時間を極度に削減するチャーム「釘師の栄光」は釘奥義のこれらの多くの欠点をカバーできる可能性がある(さすがスライの後悔というだけのことはある)。

釘奥義のリーチをうまく意識した戦術をとりたい場合はぜひつけるべきであろう。

 

 

考察2-「高速斬り」は全ての戦いにおいて使えるわけではない。

高速斬りは本来強力なチャームであり冒険の時はよく愛用していたが、Godmasterにおいては様々なボスと連戦する関係上あまりその性能が活かせない印象がある。というのも忙しいボスが多いため一発当てることさえ精一杯のケースが多いからである。

加えて、ボスラッシュは雑魚敵が非常に少なく釘を当ててソウルを摂取することもない。チャームスロットを3と多く消費するので、他のチャームを犠牲にしてまで取るべきかどうか考えよう。

 

 

考察3-「速駆け師」と「健脚の脚」、そして「鋭利な影」を組み合わせて辻斬りスタイル

再三述べていくが、図体に見合わず高速で跳ね回る、そんな恐ろしいボスが多いのがこのHollow Knightである。
「健脚の脚」は「速駆け師」と組み合わせることで最大歩行速度が得られる。「速駆け師」は非常に速い間隔でダッシュができるので、とにかくとっさに避ける時につかえるチャーム。下ダッシュもできるが、これはむしろ事故の原因になるので注意
そしてこの「速駆け師」、影で敵を横切るとダメージが与えられる「鋭利な影」と組み合わせると影のダメージが釘の1.5倍になる(ただし「繊細な力/壊れぬ力」の影響を受けない。)ちなみに「鋭利な影」は影ダッシュ時に少しだけダッシュのスピードと幅が上昇するため、より移動速度が上がる。
「健脚の脚」は「速駆け師」自身も使えるが、これに「鋭利な影」を組み合わせることで避けるだけでダメージを与えれるため釘を当てにくいボスにダメージを与えやすくなる。辻斬りな戦法となるわけだ。影の回復タイミングには要注意。
「健脚の脚」は消費スロット1、「速駆け師」「鋭利な影」はそれぞれ消費スロット2。
 
 
考察4-体力よりは攻撃力優先
スロット2の「繊細な心/壊れぬ心」は正直あまり効果が薄い。なぜならば後半になるにつれて、威力が2ある素早いボスが多くなるため、そもそもできるだけ避けられないと負けレベルの難易度になるからである。たかだか2HP増やしたところで数秒生きるかどうかでしかない。
それよりも釘の威力を1.5倍にし早く決着がつけられる「繊細な力/壊れぬ力」のほうが装着価値があるであろう。ただしスロット3と多め。なお闘技場雑魚敵を一撃で倒せるのは、収集者強化版を攻略する上で結構便利。
体力といえば、大幅に増やす代わりにソウルで回復不可能となる「ジョニの祝福」があるが、連戦でダメージリスクの高いGodmasterでこれを身に着けるのは自殺行為に思える。少なくともスロット4消費してまで装備する必要はない。
 
 
考察5-しかしながら回復力
「迅速なるフォーカス」はちょっとした隙を突いて回復できるため、回復時間の限られたGodmasterでは非常に有用に働いてくれるだろう。スロット3もあるがそれに見合う効果を返してくれる。
「超集中」と組み合わせると普通の回復よりちょっと遅いくらいの時間で2HP増えるそうだが、2HP削る攻撃をもつボスは大抵素早いのでそんな隙を許してくれないし7スロットのコストは高すぎる。
 
 
考察6-「スイツキの巣」と「霊媒師の石」で魔法短期決戦。
スイツキの巣は見た目はキモいが凄まじい力を持つチャームである。復讐の魂・シェイドソウルの代わりにショットガン的にスイツキを撒き散らすが、これを全て食らうと大ダメージになるからだ。なんとシェイドソウルと霊媒師の石と組み合わせることで合計80ダメージを与え続けることができる。それも何度も。合計5スロット消費。
ちなみに霊媒師の石(3スロット)単体でもアビスの叫びで最大120ダメージを与えることができる。割と上にいがちなラディアンスには有効。
 
 
基本的にはだいたいこんなところである。たしかに他にも釘のリーチを長くする「長い釘」やソウル回復を増やす「ソウルキャッチャー」なども保険として便利といえば便利なのだが、結局のところ様々な特徴を持ったボスとの連戦ということは純粋な腕前が問われるため、ちょっとやそっとの小手先の強化でチャームスロットを消費すべきなのかどうかが問題になる。
もちろん各々のプレイスタイルがあり、それに適合したチャームであれば何でも良いだろう。
このブログであげているのはどのボスにも対応できそうなチャームへの考察であり、これらの組み合わせでコストパフォーマンスの良い戦闘スタイルができるのではないか、という考えである。
 
ちなみに私は以下のチャーム構成で出撃している。
-何事も素早く斬撃スタイル-
 
-高威力&高回復によるバランススタイル-