この記事はBinding of Isaac: Rebirth及びにダウンロードコンテンツであるAfterbirth†について紹介する。
4月30日よりこのゲームはダウンロードコンテンツ上で最後のアップデートを行われたのでほぼ完結したと言える。
ゲーム性
ローグライクの形をとるシューティングアクションゲームである。
ローグライクとは「トルネコの大冒険」で有名だが、Binding of Isaac: Rebirth に限って言えば毎回ランダムなマップ、ランダムなアイテム、ランダムな敵やボスのステージからなり、死んだら最初まで戻される形を取る。
Binding of Isaac: Rebirth は341のアイテムがあり、ダウンロードコンテンツ「Afterbirth†」で547のアイテムがあり、しかもそれらのアイテム間でシナジーと呼ばれる相乗効果がある。例えば拡散効果を二回つけると二回拡散するし、レーザーにホーミング効果をつけるとホーミングレーザーに変化したりする。爆発で回復する効果と自爆アイテムの組み合わせで無敵ということもある。
このため一度として同じゲームをすることのない徹底的なランダムさを持ち、ある時はヌルゲー、ある時は難ゲーとなりうる。いわばギャンブル性が高く、ハマればスルメのように味わえるゲームだ。
またこれらのアイテムも特定の条件をクリアしないと手に入れられない。このためほとんどの場合実績=新アイテム(あるいは敵・ボス・使用キャラクター)登場となる。筆者は割と実績に興味がないので嬉しいシステムである。
ただし、弾幕を放つボスが非常に多く難ゲーである。心してかかるべし。
なおMODが大量に作られている文化のあるゲームでもあり、Steamユーザーならワークショップからサブスクライブすれば違うゲームに変化するので飽きたらこちらのおすすめ。
世界観
Binding of Isaac: Rebirth はその狂った世界観でプレイする人をより分ける。
・主人公は、精神の狂ったキリスト教信者の母親に虐待された子供であり、身ぐるみ剥がされて裸である。攻撃は基本涙である。
・敵やボスはほとんど奇形や死体や病気、悪魔や虫、うんちをモチーフに作られている。
・壁オブジェクトにうんちがある。とにかく血や内臓、糞便にまみれた汚い地下世界である。
プレイ感
作者のプレイした感想は次の通り。
○:
・ランダムゲーであり先が全く読めないところがとにかく良点。飽きる事がない。
・ラッキーアイテムがあるとすぐ強くなるのでガチャ的な楽しさがある。
・ボス、特にラスボスは非常にやりごたえのある強さを持つ。
・BGMがキッチュだったりレトロだったりメタルだったりでかっこいい。
・MODの作品が幅広いので世界観に飽きてもさらに楽しめる。
×:
・初期状態がかなり弱い。涙攻撃に慣性があり動くと方向が外れて当てづらくなる。
・アンロック時に大量に周回しないといけないケースが多いので時間がとにかく必要。全クリ(=実績全解除)するのに600時間以上はかかります。
・絵はかわいいが非常にグロテスクなので注意。
・宗教の知識がないとストーリーが理解しにくい。
・日本語翻訳はあるが、正直独創的な翻訳すぎて英語より分かりにくい。(申し訳ないがこれは正直な所。)
ダウンロードコンテンツ(Afterbirth†)
ダウンロードコンテンツはAfterbirthとAfterbirth†の二つがあるが、Afterbirthを入手するとAfterbirth†が無料で手に入るのでここでは一緒に述べる。
ダウンロードコンテンツを手に入れる事で敵やボス、ステージが増える。また事実上の続編なのでストーリーをより具体的に知れる。
またGreed Modeという、ひたすら敵を倒してお金を稼ぐ特殊なチャレンジが使える。こちらは探索不要なので違った楽しみ方ができるだろう。