日本の為に命をかけて戦っている
人たちがいる事を讃えたい、忘れない。
ありがとうございます!
(以下抜粋)
福島第一原子力発電所の2号機に送電線をつなぐ作業を担っているのは、東京電力の社員ら279人。
炉心溶融による深刻な事故を防ぐカギを握る作業は、時間との闘いになっている。
作業員は放射能を防ぐ防護服と、活性炭フィルターを織り込んだ防護マスク、放射線量を測る「線量計バッジ」を身に着けている。
送電線は車両に積んだロールから垂らし、地面にはわせるように敷設する。運転手のほか、車両の前後に、障害物を排除したり、送電線を引きずりおろしたりする作業員が付く。
原子炉建屋に近づくにつれ、放射性物質の量は増える。
被曝(ひばく)量が80ミリ・シーベルトを超えると、バッジの警報が鳴る。
1人が1回に従事できる作業はここまで。
20人のチームに分かれ、交代で作業に当たる。
15日に発生した4号機の火災で、作業員の多くは退避したが、50人は現場に残った。
送電線の敷設に携わる作業員はその後、現場に入った人たちだ。
送電線以外に、原子炉などを冷やす注水作業なども同時に進む。
東電の子会社の東電工業、原子炉を製造する日立製作所、
ゼネコンの鹿島などの社員らが現場にいる。
妻子がいない社員らを中心に志願者を募った。
原子力安全・保安院の西山英彦・大臣官房審議官は18日の記者会見で
「涙が出る思いで祈っている」と語り、米ABCテレビは16日放送の番組で、
現場に残った50人を「フクシマ・フィフティー」と呼び、
「名もない勇者たち」とたたえた。
厚生労働省によると、作業員の被曝量限度を今回の事故に限り、
現行の100ミリ・シーベルトから、250ミリ・シーベルトに引き上げた。
原発敷地内で観測された最高放射線量の毎時400ミリ・シーベルトは、
一般人が1年間に浴びていい放射線量(日常生活と医療目的を除く)の400倍、
がんになる確率が高まる100ミリ・シーベルトの4倍にあたる。
彼らの勇気ある作業のおかげで1、2、5、6、号機への
送電が始まったようです!!