時々、”ゆう”のことを話たくなる。

”ゆう”とは、私たち夫婦の子供。漢字で「祐」と名付けている。

でも、戸籍上はいない。なぜなら、お腹の中、8か月で死んだから。

 

その日 2011年9月6日のことは、今でも分刻みで覚えている。

高齢出産だったし、子宮筋腫があったし、流産、死産になる確率は高かった。病院の先生も、「そうなんだ(死産になる確率は高い)けど、、、これまで、順調だったから、、、」と絶句していた。

 

お腹の中で死んでも、出産することになるのだが、陣痛促進剤を使うことなく、次の日の早朝に出産した。とても安産だった。

当時、大学病院の近くだったので、夫は帰宅して帰って寝ていたのだが、真夜中にたたき起こされていた。

 

それでも、月日の流れとは不思議なもので、あまり思い出さないようになっていった。忘れるものなのねぇと思うのだ。

 

でもね。時々、祐のこと、話そうって思う。

「子供はいない」と話すたびに、この世に生きて生まれて来られなかったけど、確かに私のお腹には、いたんだよって。いないんじゃないよって。