覚醒していても、実は局所的には脳が「睡眠」状態になるということがあるらしい。
4月28日の Nature articleに出た論文である。これを睡眠と呼んでいいのかどうかは異論のあるところであろうが、少なくとも徐波睡眠と同じ状態の脳波、神経活動状態が、しばしば局所的に、時にはより広範囲に出ているということだ。睡眠時間を短くされた時により多く出るらしい。これが、脳全体に亘って持続的にでれば、それは立派な睡眠である。
一見、完全な覚醒状態で動き回っている動物でもこういうことが起こっているというのは、驚きだった。しかし、これが睡眠、覚醒をコントロールしている、前脳基底部や青斑核の神経細胞の活動と関連づけられるとすると非常に興味深い。ACh、Noradrenaline, 5-HT等が皮質神経回路の中で信号の流れを「On-Off」している可能性が考えられる。
動物の中には、片方の大脳半球を丸ごと眠らせるという睡眠もあることはよく知られている。イルカや渡り鳥等がそういう睡眠をするらしいが、これもこの様な局所的な睡眠の延長上にあるのかもしれない。
実験では、ラットの運動野で「局所睡眠」が起こる頻度が高くなると、簡単な運動でも「ミス」が増えるという。
ヒトではどうなのだろう?確かに睡眠不足の翌日、「ボーッ」として仕事をしていてうっかり「ミス」をするなどということは誰でも身に覚えがあることだろうが、その時、じつは「局所的な眠り」が脳に起こっているということをこの論文は強く示唆しているのだが...。う~ん、仕事中に脳波をとられたくはないものだ。
4月28日の Nature articleに出た論文である。これを睡眠と呼んでいいのかどうかは異論のあるところであろうが、少なくとも徐波睡眠と同じ状態の脳波、神経活動状態が、しばしば局所的に、時にはより広範囲に出ているということだ。睡眠時間を短くされた時により多く出るらしい。これが、脳全体に亘って持続的にでれば、それは立派な睡眠である。
一見、完全な覚醒状態で動き回っている動物でもこういうことが起こっているというのは、驚きだった。しかし、これが睡眠、覚醒をコントロールしている、前脳基底部や青斑核の神経細胞の活動と関連づけられるとすると非常に興味深い。ACh、Noradrenaline, 5-HT等が皮質神経回路の中で信号の流れを「On-Off」している可能性が考えられる。
動物の中には、片方の大脳半球を丸ごと眠らせるという睡眠もあることはよく知られている。イルカや渡り鳥等がそういう睡眠をするらしいが、これもこの様な局所的な睡眠の延長上にあるのかもしれない。
実験では、ラットの運動野で「局所睡眠」が起こる頻度が高くなると、簡単な運動でも「ミス」が増えるという。
ヒトではどうなのだろう?確かに睡眠不足の翌日、「ボーッ」として仕事をしていてうっかり「ミス」をするなどということは誰でも身に覚えがあることだろうが、その時、じつは「局所的な眠り」が脳に起こっているということをこの論文は強く示唆しているのだが...。う~ん、仕事中に脳波をとられたくはないものだ。