性病検査マスターのランドリーです。
本日は梅毒の歴史についてお伝えします。
梅毒は梅毒トレポネーマ・パリダム(TP)という
病原体によって起こり、主として性行為(キスも含む)
などで感染します。
※梅毒の発疹がヤマモモ(楊梅)の実に似ているから
その名がついたそうです。
梅毒の起源ははっきりわかっていませんが、
コロンブスがアメリカからヨーロッパに
持ち込んだというのが通説となっています。
日本で梅毒が初めて記録されたのは、
1512年のことで、歌人・三条西実隆の
『再昌草』に記されています。
歴史上の著名人の中には梅毒で亡くなった方も
多いそうです。
<例>ヘンリー8世、エラスムス、シューマン、
ニーチェ、ベートーヴェン、加藤清正、
浅野長政、結城秀康、前田利長など梅毒やその
影響によって死亡したと言われています。
20世紀になってペニシリンが発見されるまで
梅毒は不治の病だったそうですが、今は治る病気です。
そのためにも検査を受ける必要があります。
早期発見される場合は、治療期間も短く済むそうです。
また梅毒感染者はHIV感染のリスクも通常より
高いと言われています。
当院でのHIVの陽性者は梅毒にも感染していた
ケースもありました。
思いあたるふしがある方は、
HIV検査と梅毒検査をされることをお勧めします。
ふじメディカル
