同性愛者のあなたは特にHIVの検査をお勧めします。 | 性病検査・性病の症状を現役スタッフが詳しく解説します

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こんにちは。ランドリーです。

今日は、当院でHIV検査した方の中で陽性者の傾向について
お話をします。

※あくまでも私が勤めている病院での話ですので、
絶対ではないことをご了承ください。

陽性者の多くは同性愛者です。

多くは男性の同性愛者になります。

年間20人の陽性者がでるとすると約半数は男性の同性愛者の方になります。

HIVの感染経路で一番感染しやすいのは肛門性交になると言われています。
そのため男性の同性愛者が多いのは必然なのかもしれません。


同性愛者のカルテには『MSM』と記載されます。

「Mem who have sex with Men」の略語で、
直訳すると『男性とセックスする男性』という意味があります。


意味だけ聞くとすごい嫌な言い方ですが、
カルテには事実のみを記載するので仕方ないのかなと思います。

もちろん記載する場合は、本人からカミングアウトした場合のみです。

同性愛者の多くは自分から医師に正直にお話するそうです。

たぶん当院の医師は話しやすい状況を作っているからだは思います。

当院はそういった同性愛者のお客様も多く来ていただいています。



ただ自分自身、好きになったパートナーの方を守るという意味でも
是非HIVの検査は受けてください。


ただ同性愛者だから、風俗産業に勤めているからといったように、
そういった一定の人(グループ集団)から感染するといったことばかりを
ピックアップするのではな、HIVは自分たち自身にも関係する、
みんなの問題
だと受け取ることが大切かなと思います。