HIV検査ってなにするの?! | 性病検査・性病の症状を現役スタッフが詳しく解説します

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性病検査の種類や対処方法など詳しく解説していきます。

性病に関する正しい知識・情報を出来る限り発信していきます。

クリニックに来られる方の多くは、HIV検査に来られます。

様々な理由で検査を受けにきますが、男性の多くは
風俗がらみですね。


「酔った勢いで風俗行ってきちゃてさ」と恥ずかしそうに言われ、
「そのあとネットで調べたらHIVが怖くなって念のために検査しにきたんだよ」と。

男って・・・・バカな生き物だなと内心思いつつ、
自分ももそういう勢いで行ってしまったこともあったようなと。。。。ショック!
※嫁には言えない(;´▽`A``

それでも勇気をもって検査に来られたんだろうなと。


まずはHIVの検査だと、大まかに言うと即日結果の検査と、
1週間くらいかかる検査と2種類あります。

検査の種類を決める方法は、気になる日(性的な接触)があってから、
どれくらいたっているかによります。

※正確性が変わってくるので結構大事ですね。

以下は検査の種類と()は気になる日の目安です。
検査は血液を採取してのスクリーニング検査と言われるものです。
採決した血液をリトマス紙的な判別シートに垂らし、陰性か陽性かを半別します。

・HIV-1.2型抗体検査(2ヵ月~)
※第三世代の即日検査と言われ、15分ほどで結果がでます。

・HIV-1.2型抗原抗体検査(1ヵ月半~)
※第四世代の即日検査と言われ、15分ほどで結果がでます。

・HIV-1型 RNA(NAT)検査(12日間~)
※結果がでるのに1週間くらいかかかります。

即日検査は2種類ありますが、2ヵ月以上たっているなら、
どちらの検査をされても、精度は変わりません。

よく第四世代のほうがいいんじゃないのと言われますが、
当クリニックの医師も検査の精度自体は変わらないよと言ってました。

保健所で無料でやっている検査は基本HIV-1.2型抗体検査になるそうです。

違うのは料金くらいではないでしょうか。

HIV-1.2型抗原抗体検査のほうが少し値段が高い病院が多いのではないですかね。

またHIV-1型 RNA検査、通称NAT検査と言われているものですが、
これは当日では分かりません。

専門の検査会社で検査されるため、結果が出るのが1週間くらいです。

NAT検査は血中の微量のウイルスを増幅し、感染早期でもウイルスを検出可能な
検査ということなので信頼性は高いそうです。

取り扱っている病院が少ないとも聞いています。


また1・2型に関してですが、基本的に国内で感染する人は今までのところ1型のHIVです。
アフリカの一部の地域やその地域と交流の深い国の人などが感染して2型が検出されることもあります。

国内で2型が検出がされたケースは数件です。

ただ最近は外国に行き来するケースも多いので、NAT検査を受けた方は、
念のため1、2型の検査をすることをお勧めします。

HIVの検査がもっと気軽にできるような環境になったらいいなと個人的には思いますね。