道頓堀歌劇団『道子とクラリス~感動の再会編~』
作詞・作曲:前山田健一
私は大富豪の娘 クラリス
お金かけられ育ってきたわ
「フォアグラ トリュフ まつたけ」
皆が憧れるお嬢様 だけどうんざりなの
自由を求めて飛び立つの
「ずっと一緒よ ちゅん吉」
アタイは家なき子 みなしご 道子よ
ずっと一人で生きてきたわ
「パンの耳 食べ残し 10円ガム」
皆が哀れむ みなしご だけど幸せ
自由な暮らしがここにあるの
「おじちゃん!靴磨かせてくれよ!」
パジャマのままで抜け出して 初めての下町
なんて汚い街なの
「川が臭い!あれが家なの? 民度も低い」
でも自由 自由 自由 自由
鳥のようにどこまでも
この世界を飛んでいくの
「痛って!どこ見て歩いてんだよ!」
「ごめんなさい、
私はクラリス。あなたは?」
アタイは道子。道に住んでる子だから道子
親はいないけど楽しい毎日さ
「公園のベンチは最高のベッド!」
「硬そう…」
「新聞紙のドレスで王子様とダンス」
「本気?」
「オシロイバナを潰して口紅!」
「ありえない…」
自由 自由 自由 自由
風のようにどこまでも この世界を飛ん行くの
「なんか可哀想…」
「あんたのほうこそ!」
「なんて生意気!」
「友達いないんでしょ?」
「ちゅん吉がいるもの!」
「友達になろうか?」
「ほっておいてよ!」
「ふーんっ じゃあさよなら!」
「待って…その首の、イボ」
「あぁこのイボ 北斗七星と同じイボなんだ」
「まさか…こんなことがあるなんて」
「なに?一体…どういうことなの?」
お父様に聞いたの 赤ん坊の時
嵐の夜 馬車から
双子の姉が転げ落ちたという話
「このイボは、
アタイがその赤ん坊ってことかい?」
「ええそうよ」
「みなしごのアタイに家族がいるなんて」
「姉さん!姉さんなのね!」
「妹!妹なのね!」
姉妹 姉妹 姉妹 姉妹
北斗七星に導かれ 出会った2人
姉妹 姉妹 姉妹 姉妹
姉妹 姉妹 姉妹 姉妹
首のイボイボに導かれ 巡り会えたの
道子!クラリス!道子!クラリス!
Dear sister
「アタイの家(うち)に案内するよ!」
「わぁ楽しみ!」
つづく…