【ツイート①】

記事[「緊急事態宣言、知らない子も多い」EXITりんたろー。の言葉に尾身会長が驚く 「絶望的な顔が印象的」](https://news.yahoo.co.jp/articles/ab6e9ed7b223402a4b53e8aae62a62c1a2bed10f)

《「こんだけニュースでやっていても、今の若い子、緊急事態宣言が出ているか出ていないのか、知らない子多いですね。外に出て居酒屋がやっていない、なんだこれみたいなことなんですよね」とりんたろー。これには尾身会長も驚いた様子で、「緊急事態宣言が出ていることも知らない?」と聞き返す場面も。》


→ 外に出て居酒屋がやっていないことで初めて事態を知る若者たち。おそらく本人はもちろん家族もニュースを見ていないのではないでしょうか?例えば19時のNHKニュースの時間帯にいつも別局が視聴している等すればあり得ます。

 因みに、私が子供の頃は父親の決定によって19時のNHKニュースは絶対でした生物のオスの役割は、家族を外部の危険から守ることだそうですが、ニュースを見て社会情勢に関心を払い、時に家族に対して危険を回避する指示を出す父親は正にオスの役割を果たしていると言えるでしょう。その意味から、私の父は家族をリードする、いい意味での“亭主関白”でした。

 最近も、大規模災害時の避難情報が更新されたことや、電極が露出したままの使い捨ての電池が原因となった火災の報道がありましたが、ニュースを見ない家庭では、重大な災害に見舞われる恐れもあります。


【ツイート②】

記事[全仏棄権の大坂なおみ「うつ病告白」に違和感を感じてしまう理由(水野詩子)](https://news.yahoo.co.jp/articles/8f640aac97d70015edd28783c8f1d67d154b4887)

《会見はしたくないけれど、SNSでは主張はしたい。グランドスラムは棄権はするけれど、五輪には出たい。風向きが変わってきたから、うつ病であることを告白した――。もちろんメンタルヘルスに理解を示していくことは重要だが、今のままだと大坂選手は義務は捨て置き、うつ病を免罪符に自身の権利のみを主張しているように映ってしまいかねない。》

感覚の敏感さは人によって様々で、敏感な人は特に“他者”に対する不安感が強いです。しかも、敗戦に塩を塗るような厳しい質問をする相手には尚更です。

 一方で、SNSは、誰からも邪魔をされずに自分の考えをまとめることができる。だから思う存分発信することができるのです。


【ツイート③】

記事[九大出ても、切手をまっすぐ貼れず挫折、職を転々 「30代」で発達障害とわかり、やっと前向きに](https://news.yahoo.co.jp/articles/ee28e4decc06aca38f9c99e5a8e97ef50315b53d)

《大学卒業後、団体職員(正社員)として就職すると、いきなりつまづいた。郵便物の切手貼りができなかったのだ。上司は「切手の角度が傾くのは、ビジネス上の心遣いがなっていない」「みんなが当たり前にできるものを、なぜ適当にやるんだ。サボりだ。心が乱れている」と責めた。「手先が不器用で、どうしてもよれてしまうんです。物差しを当てて、汗をダラダラ流してまっすぐ貼ろうとするけど、手に力が入って、また傾いてしまう。汚くても責めない。僕じゃない人が貼る。郵便局に持ち込んで局員に貼ってもらう。選択肢はこれくらいあると思うけど、どれも選んではもらえなかった」》

「汗をダラダラ流してまっすぐ貼ろうとするけど、手に力が入って、また傾いてしまう」

これだけ必死に努力しても出来ない人に向かって「ビジネス上の心遣いがなっていない」とは、それこそ心遣いが足りないのではないでしょうか。

 この方に限らず、時々「どうしてあなたはいつもそうなの?!」と叱られる子供がいます。子供は思春期を迎える前までは、多くの場合、どんなに厳しくされても親のことが好きです。しかしそれでも親の言うとおりに出来ないのは、この記事の男性のように、発達障害のためにできないか、または、養育者との愛着(愛の絆)が弱い「回避型」の愛着不全のために「この人の言うことをがんばろうと思えない」と無意識のうちに思っているかのどちらである可能性が強いと思います。発達障害のための問題の場合は、どうしても出来ないことへの理解と共感が必要ですし、「回避型」愛着不全の場合は、今からでも「安心7支援」で愛情のかけ直しをする必要があるあります(幼児期を過ぎてからの場合、強い“赤ちゃん返り”や親に対する拒否行動等が起きる場合がありますが、粘り強い愛情注入が必要です)。


【ツイート④】

 ある番組に元自衛隊員の女性お笑い芸人が登場。MCの激しいツッコミに次第に「はい~」という独自のリアクションが自分でも止められなくなり、最後には涙が溢れていました。恐らく「不規則で突発的な体の動きや発声が、本人の意思とは関係なく繰り返し起きてしまう」(doctorsfile.jp/medication/199/)チック症状だと考えられます。原因は、「不安や緊張、興奮、疲労等によるストレス等によって悪化しやすい」(同上)こと。

 どんな症状が何の精神疾患なのかは分かりにくいですが、異常に汗をかいたり、慌て始めたり、泣き始めたりしている場合には、メンタルが異常域にまで達していることに気付いてあげてほしいと思います。因みに、以前大阪選手が記者会見で泣き出したのもそれに当たるでしょう。


【ツイート⑤】

記事「すぐバレる小さな嘘を、平気でたくさんつく息子。どうしたらやめさせられる?【小川大介先生の子育てよろず相談室】》(https://news.yahoo.co.jp/articles/a6564f468a619be8f2add687a0a4507bf140a7e5)

【お悩み】小5の息子が、小さな嘘をたくさんつくことに困っています。例えば我が家では、遊ぶのは宿題などやるべきことをやってからというルールで、終わったら電話をしてくることになっているのですが、やっていないのに「やった」と嘘をついて遊び始めたりします。

【回答】まずは、そのことを理解して受け止めてあげること。「よくない嘘と分かりながらついてしまうくらい、パソコンがしたいんだよね」と息子さんの状況に理解を示してあげましょう。すると、本人も自分の行動を振り返ることができ、『衝動が起きたら止まらなくなる自分』というものを確認できます。そのうえで、『したいから嘘ついてでもする』というのはよくないから、自分の感情や気持ちをコントロールしていく術を身につけていく必要があるということは、教えないといけません。衝動が起きても、やることを終わらせてから遊ぶことができるように成長していく、そのための力をつけていこうという話をしましょう

「衝動が起きても、やることを終わらせてから遊ぶことができる力をつけていこう」という指導は、どの家庭でも行なっていると思います。しかしそれだと上手くいかないケースが多いということだと思います。

 そのために必要な支援が、記事で述べられている「『よくない嘘と分かりながらついてしまうくらいパソコンがしたいんだよね』と息子さんの状況に理解を示してあげること」です。これは、下記スライドの②の母性による「共感」に当たります。


その後に「衝動が起きても、やることを終わらせてから遊ぶことができるように成長していくための力をつけていこうという話をする」というのが父性による「指導」に当たります。つまり、日常的にとっさに嘘をついてしまうというケースは、嘘をついたことで重大な事態が発生するわけではないので、問題はそれほど深刻ではない「②ーA」のケースと解釈できるでしょう。

 また、記事では、子供の気持ちに共感してやることで「『衝動が起きたら止まらなくなる自分』というものを確認できる」と述べられています。他人の目に映った自分の姿を言葉として聞くことが客観的な確認につながるという効果については私も初めて聞きました。

 加えて、児童精神科医の権威であった故佐々木正美氏はこう指摘しています。「子供は、自分がピンチの状況にこそ親がどのように振る舞うかを観察しており、『自分の気持ちを理解してくれる親の言うことを聞きたい』と思っている」

「自分に安心感を提供してくれる『安全基地』として親を信頼することが、様々な理性的な『探索行動』を可能にする」という愛着の考え方を改めて教えられる思いがします。


【ツイート⑥】

記事[紅白帽を忘れたら、見学?小学校で「行き過ぎた指導」](https://news.yahoo.co.jp/articles/ea5fe52ae2837f5723a2b6b6c78eb9890e3aaabe)

《東京都内の公立小学校で、体育用の紅白帽を忘れた児童に対し、担当教諭が体育の授業に参加させず、見学させるという対応をとっていた。その対応を4回続けて行ったのは「行きすぎた指導だ」として、小学校が所在する区の教育委員会が学校側に改善を指示していた》

「宿題をちゃんとやらなかったからゲーム禁止」「約束を守らなかったからお小遣い減額」等、実は、私達も何気なく使っているかも知れない「罰」。

 一番の問題は、子供の問題と無関係な“不利益”を与えて懲らしめることで、子供の中にどこかスッキリしない思いを残すことです。それが、本来なら自分の心の「安全基地」となるべき親に対する不信感に繋がります。特に、理不尽なことに敏感に気付くHSCは特に拒否反応を示すでしょう。

 それよりも、宿題をやらなかったのであれば、「はじめの3問だけでいいからやってお母さんに見せにおいで」と言って「全部できてる、すごい!」と褒めてやる気スイッチを入れる等の宿題ができるようなる指導を、約束を守れなかったのであれば、約束を破ることで大切な友達からの信頼を失うこと等を教える注意や指導をするべきでしょう。