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記事[【子育て】親がなくせば子は伸びる!「才能」が開花する・しないの分かれ道](https://ure.pia.co.jp/articles/-/1011183)

《子供が自分自身の好きなことや得意なことに気づき、小さな成功体験を積み重ねられるかが重要。勉強は苦手で集中できないが、電子ピアノは何時間でも集中して独習していた子は、好きなことを見つけ、それが認められ後押しされたことでその分野の能力が伸び、更には物事全般への集中力も高まった典型例。子どもが何かしら興味をもったら、まずは取り組める環境を親が作る。こういった親の前向きな言動が子どもの才能を伸ばす第一歩。一緒に時間を過ごす中で、子どもをよく観察し、没頭していること、得意なこと、楽しそうにしていることを発見してあげるとよい。大人がやらせたいことではなく、子ども自身が好きであるかどうかが大切。

 また、親がつい規制してしまいがちな遊びの中にも個性が現れます。例えば、カードゲームで戦略を考えるのが得意、絵を描くのが好き、昆虫や乗り物の種類を覚えるのが得意、ごっこ遊びで想像力が豊かといったことも、れっきとした才能。才能は習い事や学校の成績だけではありません。》

これらの活動例こそが、下表の「活動場面」の具体的場面で挙げている「子供が遊びや趣味等に熱中して取り組んでいる時」に当たるものです。その時こそ子供に任せて親が見守る「見守り4支援」で接するべきでしょう。


 ちなみに東大生の多くに「子供の頃熱心・熱中体験があった」という共通点があるそうです。しかも(度々紹介しているように)発達心理学者エリクソンによれば、その体験をするのに最もふさわしい時期は、幼児期の後期(3歳から5)、つまり小学校に入学する前の活動期とされています。


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 東大受験の道のりを描いた「ドラゴン桜」の再放送。第9話「信じろ!成績は必ず上がる!」より


 ある講師が東京都内のある案内看板を示し「この看板はなぜ日本語の他に英語と中国語と韓国語で表記しているのか?」と質問。するとある生徒が「日韓合同のワールドカップがあったから?」と返答。「ではどうして中国語の表記があるのか?」と講師。「中国の人も日本に遊びに来るようになったから?」と生徒。「それはなぜ?」と講師。すると「さっきから『なぜ』とか『どうして』とか面倒くさい」とある生徒。講師はそれに対して「『面倒くさい』と投げ出してしまってはそこで思考が停止し知的好奇心が働くことはなくなり成績も伸びない」と指摘。更に担任は「以前は英語との二か国語表記だったが、最近中国語と韓国語も増えた。そこから『なぜ中国人と韓国人が日本に来るようになったのか?』『2国の社会状況はどう変化したのか?』と思考を広げる人間が成績を伸ばす」と助言。

 以上はあくまでドラマの世界ですが、現実の世界でも、幼少期の子供が何度も「どうして?」と聞いてきます。その時に親が「しつこい」と思ってはねつけてしまうと子供の好奇心もしぼんでしまうでしょう。逆に「いいことに気づいたね。どうしてだと思う?」と褒めて問い返し、子供が何らかの答えを言うことができたら「よく考えたね!」と褒めるようにしてはどうでしょうか。何も全て親が答えを教えなければならないというわけではないと思います。子供が興味・関心を抱いたそこから、その子の才能が開花する場合もあるのではないでしょうか。

 なお、幼児期に自分が主体的に関わる熱中体験をした子供は「非認知能力」(忍耐力や社交性、自尊心など幅広い力や姿勢を含み、学歴や仕事など将来の成功の支えとなるもの)を身に付けることができるとされています。言わば「自分ができない事や知らない事ができた時にどうすれば良いか?上手くできなかった時にどんな気持ちでいればいいか?」を知っているというわけです。それが自分の好きな事から勉強や仕事に変わっただけで、応用が効くのです。詳しくは「東大脳の育て方」(主婦の友社)をご参照ください。

 因みに「音楽やスポーツ等自分の好きな事に熱中してきた子供には努力する資質が育まれている。その生徒が集中するとものすごい力を発揮する」とは、このドラマの主人公東大特進クラス担任桜木健二が高校合同説明会で親達に発した言葉です。おそらく、この原作者が熱中体験”によって身に付ける「非認知能力」について知っていて、それを表しているのだと思います。


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記事[TikTok“失神チャレンジ撮影で12歳少年が死亡](https://news.yahoo.co.jp/articles/b97ddf47b0d3a04498df63a8169d31d3af1b49f1)

《アメリカ西部コロラド州に住むジョシュア君(12)は自宅で「ブラックアウトチャレンジ」と呼ばれる、気を失うまで自分の首を絞める動画を撮影していたところ、倒れて病院に搬送され死亡した。

 新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、外出規制などの影響もあり、「TikTok」の利用者は爆発的に増えている。過激な動画を投稿するユーザーもいて、危険な行為から未成年をどう守るかが課題となっている。》

自分のフォロワーの数を気にする子供達は、注目を浴びるため、時に、自分の身を危険にさらしたり、他人に迷惑をかけたりするケースがあるようです。

 特に普段の生活で、親との愛着が不安定で、安全基地としての親から安心感を得ることができないような場合だと、それを補うために、過度にフォロワー数にこだわることも考えられます。安心感を補うためのゲームやギャンブルへの依存と同様で、いわゆるフォロワー数依存です。

「そんな危険なことまでしてはダメ」等と子供に指導する父性の働きだけでなく、普段の「日常場面」での「安心7支援」等によって安心感を伝える母性は十分かどうか、振り返ってみる必要はないでしょうか。


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記事[楽器100回叩け中2女子が飛び降りて骨折した原因『顧問の叱責』第三者委が結論](https://news.yahoo.co.jp/articles/14095adc6ad249d2a386e945f486bf9d2ab3f52d)

《部活で打楽器を担当していた女子生徒は、練習中に男性顧問から「音が合っていない。廊下で100回叩いてこい」等と叱責された。女子生徒はその後もうまく演奏ができず恐怖心から校舎の4階から飛び降りたと認定》

「◯回やってきなさい!」等と言う指導者はありがちです。この男性顧問も他の子供に対してしたことがあったのでしょう。しかし敏感さが人によって違うことを知らなかったようです。4階から飛び降りたということからすると、いわゆる“パニック”になったのでしょう。よほど怖かったに違いありません。


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 ある娯楽番組で、鉄棒のぶら下がり競技で通常時のタイムを1秒を超えると現金を貰えると、超えれないとバンジージャンプのとではどちらの方が記録が伸びるか?という実験を実施。すると圧倒的にの方が悪かった。被験者は一様に「体に力が入ってしまい疲れて落ちてしまった」と説明。

 これは部活動等での指導も同様です。体罰を用いる指導者は止めるべきでしょう。


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記事①[【独自】退学処分の発達障害児、私立小を提訴 問題行動理由「差別的」、学校側は「全力で対応した」](https://news.yahoo.co.jp/articles/5c28b02c1c927d595b52a4f6f1aa68572ca48523)

《男児は20194月に私立小に入学。1年時から通学バス内で落ち着かず、級友とのトラブルも相次ぎ、手を出してしまうこともあった。2年時の206月、医療機関で発達障害の一つ、注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断され、保護者は学校側に伝えた。

 同年9月、級友ともめた男児が教室内で椅子を投げた。けが人はなかったが、事態を重く見た学校側は保護者に公立小への転校を提案。保護者は受け入れず、学校側は「学校の秩序を乱し、その他、生徒としての本分に反した者」を退学にできるとする学校教育法施行規則に基づき、退学処分とした。》

記事②[特別支援教育、私立進まず 研修少なく公立と差](https://www.nishinippon.co.jp/item/n/723567/)

《私立学校法により、建学の精神や独自の校風といった自主性が尊重される私立校。文部科学省は公立校と同様に特別支援教育の推進を求めているが、態勢づくりには学校間で温度差があるのが実情。文科省は2007(平成19)年の通知で、私立も含めた全ての学校に障害児の支援などを検討する校内委員会や、特別支援教育の中心となるコーディネーターの設置を求めたが、特別支援教育に関する研修でも、受講済みの教員は公立小893%に対し、私立小408%と大きな開きがあった。

「私立とはいえ義務教育段階の小学校なのだから、最大限のきめ細かな対応があるべきだ。学校単独で難しければ、特別支援学校や発達障害者支援センターなど関係機関に協力を求め、子どもたちの居心地が良い学校づくりを進める必要がある」と日本大文理学部の高橋智教授(特別支援教育専門)》

学校側が退学処分の根拠とした施行規則は、何のハンデも持たない子供を対象としたもので、通常学級に在籍する発達障害児への支援を謳う特別支援教育の下では根拠となり得ません。

 特別支援教育が始まって10年以上経ってなおこの学校現場の実態。いかに私立校とはいえ、子供は公・私立を選べないので、明らかに文科省の管理不足と言わざるを得ません。

 ちなみに、私も現職の頃、やはり教室内で椅子を投げていたADHDの子供を前担任から引き継ぎ、その後、子供の様子は落ち着き改善しました。それも特別支援教育が始まる前のことでした。自分でネットで ADHDについて調べて支援方法を考えました。ましてや現在の特別支援教育下であれば法令に逃げず対応するべきでしょう。