【ツイート①】

記事[無気力から一転 ひきこもり長男が「家計簿」「自炊」で取り戻した生きる力](https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20210325-00085720-otonans-life)

《「長男は仕事のことを考えるだけで当時のつらかった状況が想起されパニックになってしまう。人間関係でつまずきやすい。会話のキャッチボールが苦手で相手の求めている返答をすることが難しく、その結果相手をイライラさせてしまう」》

《長男は1人でカレーを作り両親に振る舞った。両親から「とてもおいしい。よくできたね」と褒められ、少し照れながらもうれしそうにしていた。そのことがきっかけで長男は「自分の目で食材を選びたい」と言いだし、母親と一緒にスーパーに買い出しに行くようにもなった。外出する機会も増えた。》

おそらくこのご長男さんは感覚過敏の自閉症スペクトラム(AS)傾向が強い方なのだと思います。職場での嫌がらせ・いじめ体験はかなり辛かったはずです。

 それでもご両親がそのご長男を批判せずにいらしたことがうかがわれます。なぜなら、ご長男が拒絶している親に対して今回のように一緒に炊事体験をしようとは思わないからです。そのご両親から「美味しいよ」と褒められた時の嬉しさは格別だったことでしょう。改めて、親子間の関係がいかに重要かが分かります。

 一方でAS傾向が強い人は、言われた事を忠実に実行する能力は高いので、ご両親にカレーを振る舞えるまでにもなったのだと思います。丁寧に教えれば、どんどん生活技能を身に付けていくでしょう。

 子供は安心感を持つと、「自力回復力」を発揮して、自ら「探索行動」を始めます。今後が楽しみです。


【ツイート②】

記事[「ママが喜んだのがイヤ」 謎の子ども心に共感する大人が続出! なぜ?心理学講師に話を聞いた](https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210322-11284130-maidonans-life)

《「店員さんにデザートをもらったときにママが喜んだのがイヤだった。喜ばないで」と訴えたという4歳の女の子。「大人はデザート付きのメニューを注文していたのですが、子供メニューはデザート付きではなく、元々は私のデザートを娘にあげるつもりでした。それが店員さんのご厚意で娘の分もサービスしてくださったので、店員さんに感謝を伝えるためにもと、『うわぁ、よかったねー!』と少し大袈裟な言い方をしたような気がします」「普段は、ユーモアがあって優しい性格。しかし、感受性が豊かなところがあり、小さなことでも不安や悲しみを感じやすい子」と母親。》

創造性、感受性、共感性が高く、感覚過敏のHSCのお子さん(5人に1)ではないでしょうか?

 このタイプの子供は、親がわざとらしく価値観を押し付けてくることを嫌うそうです。親の“腹づもり”に共感してしまうのです。このケースでは「大げさに喜んであげれば子供も喜ぶだろう」という親の考えを見抜いてしまったのではないでしょうか。お母さんも「『うわぁ、よかったねー!』と少し大袈裟な言い方をしたような気がします」と振り返っています。お母さんはあくまでも「子供に共感してあげれば子供も喜ぶだろう」と良かれと思ってしたことだったと思いますが、素直に自然に出た言葉だったら問題は起きなかったのではないでしょうか。


【ツイート③】

記事[「このカーブかっこいいね!」子の文字書き練習ほめるが大事](https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20210317-00032620-gonline-life)

(イメージです)


《「きょうも、書く練習するんだね!」と、まずは取り組むことをほめましょう。そして「だんだん筆圧が強くなってきたね」「このカーブかっこいいね!」など、具体的にほめましょう。》

「取り組むこと自体をほめる」「(『このカーブ』等)局所的な箇所を褒める」は良い支援だと思います(ただし「カーブがかっこいい」と言う褒め方は抽象的)

 雑な書き方をしている漢字が多い中で、はね、曲げ、止めに注目すると、必ず1箇所はきちんとできている所があります。雑な漢字には目もくれず「ここの曲げがしっかり書けている」等と褒めると、他の漢字への意欲も高まりますし、「こんなにしっかり書けるなら、こっちも同じようにできるんじゃない?」等と、他の漢字の指導も子供の意欲を高めたまま行うことができます。

 特に、まだやる気が崩れていない時が褒めるチャンス。仮に親が側についていれない時でも、「最初の一行書いたら見せにおいで」等と声をかけておき、持ってきたものを褒めるとやる気スイッチONになります。


【ツイート④】

記事[子どものお風呂の悩み]子どものお風呂の悩み | NHK すくすく子育て情報子どもをお風呂に入れようとしたら嫌がる。髪を洗うと大泣きしてしまう。毎日のことだけに大変ですよね。今回は、お風呂の悩みから入浴後のスキンケアまで、専門家に幅広く教えてもらいました。リンクwww.nhk.or.jp


《【相談】もうすぐ2歳になる娘は、休日はパパとお風呂、平日は育休中の私と入ることがほとんどです。お風呂はそれほど嫌がっていないのですが、シャンプーのときに必ず泣いてしまいます。以前、頭の上からシャワーをかけてすごく泣いたことがありました。それから嫌になってしまったよう

【助言】私自身も髪を洗われるのが嫌だった思い出があります。目を閉じていても水がくることに恐怖感があるんです。溺れる感覚と同じかもしれません。もちろん平気な子もいますが、そうでない子もいます。

 頭から水をかぶるのが嫌な子には、タオルを使う方法があります。乾いたタオルを棒状にして額にあてると、シャワーをしても水が顔に流れません。子どもに持ってもらえば、自分で守れると感じて、落ち着くと思います。》

「目を閉じていても水がくることに恐怖感がある。溺れる感覚と同じ」

これは大人には分かりにくい感覚です。一度に大人と同じ行為は無理なので、洗髪が初めての子供には助言にあるようなスモールステップによる工夫で少しずつ慣れさせていくことが必要なのですね。

 お風呂に限らず、やり始めの時に細かく配慮する苦労は、何も配慮せず始めたために覚えてしまったトラウマを解消する苦労の何十分の一にもならないのだと思います。


【ツイート⑤】

記事[生きづらさを救う「理解のある彼くん」は実在するのか? 専門家に聞いた](https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20210313-00240767-hbolz-soci)

《うつなどの精神疾患、発達障害などにより日常生活がうまく送れず「生きづらさ」を感じていた人が、それを克服するまでの経験を出版したりSNSで発表する事例が増えている。そんな中、定期的に遡上にのぼるのが俗に言う「理解のある彼くん(または彼女)」問題。そこにありがちな「今は理解あるパートナーに恵まれたおかげで幸せに暮らしています」というオチが、同じ悩みを抱える人々の不評を買っている現象だ。

「結論から言うと、精神疾患や発達障害による生きづらさと、パートナーの有無は直接関係がない」専門家。》

私が教職(小学校)に就いていた頃、始めはある発達障害の友達を怖がっていた子供達に、その障害児がとる言動の理由を教えてあげたら、すんなり受け止めることができました。つまり「この人はどうしてこんな事をするの?」ということが分からないために、距離をとったり反感を抱いたりするのですが、理解できれば受け止めることができると思います。

 因みに、これはその時の指導例です。


【ツイート⑥】

記事[何度注意しても弟をいじめる「子どもの問題行動」対処法は?](https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20210312-00032507-gonline-life)

《【質問】兄弟3人の母親です。プラスのストロークが重要と知ったため、「今日は怒らない!」と思って子育てをしています。しかし、長男は私の気を引きたいのか、下の子をいじめたり、いつもできることをわざとやらなかったりするので、私も疲れてしまい、最後には怒ってしまいます。どうすれば、怒らずに向き合えるようになるのでしょうか?

【回答】プラスのストローク(「ストロークバンク(心のお財布)」に愛情を溜めること)がうまくできない時におすすめなのは、プラスのストロークで一番簡単な「抱っこ」です。寝る前に、1人ずつ抱っこするだけでも、子どもの心は満たされます。

 また、子どもの機嫌のいい時は、お財布にプラスのストロークを入れるチャンスです。 「今のうちに家事を片付けよう!」とか、「自分の時間が少しでもとれた」と、子どもから心を離さないで、そのときこそ、思い切り愛情をかけましょう。》

子供に愛情をかけ安心感を与える「安心7支援」の中で最も効果的な行為なのが、「抱っこ」や「ハグ」等のスキンシップです。寝る前に1人ずつ抱っこすることを毎日のルーティーンにするとご長男も安心感を充足する見通しが立って精神的に安定すると思います。

 また「子どもの機嫌のいい時にお財布にプラスのストロークを入れる」ことは、いわゆる下表の「日常場面」での「安心7支援」による安心貯金”と同じ意味ですね