【ツイート①】

記事[「子どもに笑いかけるな」5歳餓死、知人女が母にも体罰](https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210304-00010006-nishinpc-soci)

《昨年4月、5歳の男児を餓死させたとして保護責任者遺棄致死容疑で母親の碇利恵容疑者(39)と知人の赤堀恵美子容疑者(48)が逮捕された事件。碇容疑者は生活費のほぼ全額を渡し、赤堀容疑者が食事を運んで食べる量を管理していたとみられる》


他の母親も赤堀容疑者から同様の精神的なコントロールを受けると、この碇容疑者と同じような行動をとるでしょうか?決してそうではないと思います。

 例えば、乳幼児期の子供に対して、親が気分次第で怒ったり褒めたりすると、将来相手に依存しやすい「不安型」愛着不全の大人になると指摘されています。(おそらくランダムに現れる親の愛情を逃したくないと思いこむため?)ちなみにこのタイプは全体の約1割に見られるそうです。

 もちろん、この母親が「不安型」愛着不全かどうかは分かりませんが、少なくとも私達はこの事件から、他人に依存する意識がどれだけ怖いものかということだけは知ることができると思います。


【ツイート②】

記事[授業で手を挙げられない子ども どうフォローすれば変われる?](https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210306-00010000-benesseks-life)

《「手を挙げなければならない」というプレッシャーで、学校そのものが苦痛になってしまわないように、「無理に手を上げなくて大丈夫だよ」と言ってあげるのがよいと思います。また、中学年になって先生の問いかけが難しくなると、自分の答えに自信がもてず手を挙げられなくなったそんなお子さまには、「少しだけ予習をすると自信をもって手を挙げられるようになるよ」と教えてあげてはいかがでしょうか。》

何よりも親御さんが「もっと手を挙げなさい」等と余計なプレッシャーを与える事は避けましょう。特に先天的な感覚過敏等の特性による場合には厳禁ですし、とりわけ、相手の気持ちを敏感に見抜いてしまうHSCの場合は「『授業では手を挙げる積極性を持つべき』という自分の価値観を押し付けてくる」と認識してしまう恐れもあります。

 一方、助言にある「予習」は自分の考えに自信を持たせるという意味で、やはり効果があると思います。その上で、もし親御さんに余裕があれば、その予習内容に基づいて、親が先生役になって質問をして、子供の答えが合っていたら褒める等すると、更に授業への自信がつくかも知れませんね。

 いずれにしても、子供が問題を抱えている場合には、「がんばれ」という指導ではなく、子供の気持ちを受容することの方が大切だと思います。そのための方法の一つが正しく予習できていることを褒めるという行為なのだと思います。


【ツイート③】

記事[これぞ教育!帽子を脱がない校則違反の男子生徒に米インディアナポリスの校長は(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210305-00000013-nkgendai-life)

《アンソニー・ムーア君というその生徒は、校則で決まっている帽子を脱ぐことを、かたくなに拒否。扱いに困った担任が校長の判断を仰ぎにやって来たのだ。校長がアンソニー君とゆっくり話しているうちに、帽子を脱がない理由が分かった。アンソニー君は前日に理髪店で切ってもらった髪型が気に入らず、このままでは「仲間からバカにされる」という不安から脱げなかったのだ》

一番大切なことは、子供が問題行動を起こした時に、表面上の言動だけに気を取られることなく、「何か嫌なことや心配なことがあるんだね」等と聞いて、子供の「なぜ」を知ろうとすることです。


【ツイート④】

記事[【03発達障害は個性なの?】子どもの発達障害に理解のない旦那と義両親。どうすればわかりあえる?](https://select.mamastar.jp/486355)

 どの発達障害でも沢山の設問にどれだけ当てはまるかで診断が下されます。仮に10個の設問に8つ当てはまると障害域という基準があるとすると、殆どの人が17つ当てはまるもの。完璧な健常者などいないと指摘する専門家もいます。

 因みに、私にも自閉症スペクトラムとADHDの傾向があると思っていますが、誰にでも一つや二つ、子供の頃から変わらない特徴(用心深い、ウッカリミスをしやすい、特定の教科だけ苦手等々)があるのではないでしょうか。それこそが発達障害の表れだと思います。決して発達障害者だけが特殊なのではないのです。


【ツイート⑤】

記事[「今やろうと思ったのに!」と言う子どもを自ら勉強に向かわせるための3ステップ](https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210220-00010001-benesseks-life)

《「1. お子さま自身に勉強をする時間を決めさせる」勉強する時間を自分で決めるのが難しい場合は、おうちのかたと一緒に決めます。その場合は、命令的な言い方ではなく、提案をしたり、あくまで相談に乗る姿勢であることがポイントです。お子さまが「自分で決めた!」と実感することが大切です。時間を決めたら、お子さまが、自分で意識できるように「時から勉強」などと紙に書いて目立つところに貼っておきましょう。勉強時間が近づいたら、アラームやタイマーなどで知らせるのも効果的です。時には、その時間になっても気分が乗らないこともあると思います。そんな場合は、「一緒にやろう!」とさりげなく誘ったり、「今日は何時から始めるの?」等と「きっとやると思っているよ。」という信頼が伝わるような言い方をするとよいと思います。

→ この記事では、実にたくさんの支援が提案されています。「1. お子さま自身に勉強をする時間を決めさせる」の件だけでも、微妙なさじ加減の言葉がけも含めて5つの内容が提案されています。それらを子育てで忙しいお母さん方が実践するのは難しいかも知れません。

 一方で、「子供が親から言われる前に勉強した時にはカレンダーのその日の日付けに丸を付けさせる。親は丸がつかない時は何も言わず丸が付いた時だけ褒める」のような支援はどうでしょうか?「子供ができているところだけに目を付けて褒める」という支援は、できないところへの波及効果があり有効だと思います。

 これ以外にも、例えば、朝自分だけで起きることが出来ない子供等にも、同様の「できた時だけ褒めるカレンダー作戦」が有効だと思います。他には…?


【ツイート⑥】

記事[部活の高2死亡 「指導死」後絶たず 平成以降94件、大半は「言葉の暴力」](https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210214-00010000-ryu-soci)

《運動部顧問の日常的な叱責に悩んでいた沖縄の県立高校2年の男子生徒が、今年1月に自ら命を絶っていた。

 2012年、大阪市立桜宮高校のバスケットボール部キャプテンが顧問の体罰や暴言に追い込まれ、自殺した。18年には岩手県立不来方高校バレーボール部の男子生徒が顧問から「必要ない」「使えない」と言われ、自殺した事案もある。》

大会で結果を残す指導者を良しとする空気が往々にしてこういう指導者を生むことが多いように思います。

 児童精神科の佐々木正美氏は「大会結果等で得られる根拠ある自信”に支えられて育てられた子は、自分よりも優れた相手が現れると挫折することがある」と指摘。自分ではコントロールできない“結果”を子供に要求すると子供は壊れてしまいます。先ずは親御さん自身が子供の“結果”よりも“努力”に注目することが大切だと思います。“努力”は自分でコントロールできるので、子供の負担になりません。