【ツイート①】

記事《「恋する母たち」最終話》

《杏(木村佳乃)との関係がうっとおしく感じる斉木(小泉孝太郎)は自身を「自分が偏っているから大切な女との関係が上手くいかない」と嘆く。別れ際、杏に対しても「ずっと一人でやってきた(一人暮らしだった)からこういうことが上手くできない」「こんな自分が未熟で情けない」と涙を流す》

斉木は以前から「自分がされて嫌な事は自分でもしないで」と責め立てる杏に対して「めんどくせえなぁ」と不満をこぼしていました。

 私が彼の言動を見る限り、彼が言う「偏っている」と言うのは、他者との人間関係を苦手とする先天的な感覚過敏か、乳幼児期の養育によって形成された愛着タイプ(斉木の場合は「回避型」)のことを意味していると考えられ、そういう人間をモデルとして描かれているのだと思います。つまり「うっとおしい」と思うのは、斉木が未熟だからではなく、それらの背景のためだと思われます。斉木がずっと一人暮らしだったと言うのも、一人の生活の方が楽だったからではないでしょうか。

 何れにせよ、それを今から変えることは難しいことですが、ドラマにあったように、自分が関心のある分野でなら上手く関わることができると考えられます。本当に人間観察がよくされているなあと感心しました。


【ツイート②】

記事《子どもがカンニングしてしまったら?! カンニングに走る意外な理由》(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201218-00010001-edua-life)

《自分に対して不安を強く感じていると、子どもはカンニングに走りやすいことがわかっています》《カンニングをする子どもは、常に周囲から「こんな点数を取るなんて」と叱られたり、「100を取るなんてすごい」「頭がいいね」と褒められたりしているのだと推測できます》《点数能力ではなく、努力取り組み方といったプロセスをよく観察し、褒めることに尽きます》《子どもの努力を知っていると、高得点を取ったときにご褒美をあげたくなるかもしれません。ただ、頻繁にご褒美を与えると、「次のテスト後は○○がほしい」という発想になり、カンニングをしやすくなることがわかっています。ご褒美は志望校に合格したときや模試など大きなテストの後だけにしておきたいですね》(以上東京学芸大教授)

→ 点数や能力ではなく、努力や取り組み方を褒めることの大切さ。自分でコントロールできない点数や能力を褒められると、「次回も同じように出来るだろうか?」と言う不安が高まり、確実に高得点を取れるカンニングに走りやすくなるのでしょう。

 元を正せば、良くない結果だと親に怒られるからカンニングに走る、一種の緊急避難のような行動なのかもしれません。


【ツイート③】

記事《奈良で不明の女子中学生遺体で発見 自殺か》(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201211-00000273-nnn-soci)

 ご冥福をお祈りします。何か余程の悩みや事情があったのでしょう。

 あくまで一般論ですが、本人もなぜか分からない「きっと大丈夫」「何とかなると思う」等と思う安心感のことを「基本的安心感」と言い、1歳半までに子供の世話を熱心にする母親との間に形成される安定した愛着によって育まれます。


【ツイート④】

記事《学校の勉強がつまらなくて不登校 その理由が本当かどうかを見極めてほしい[不登校との付き合い方(8)]》(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201213-00010000-benesseks-life)

《学校の勉強が合わなくて不登校なのか、そうでないのかを見分けるポイントはどこにあるでしょうか。それは笑顔の量。本当にやりたいことがある時は子供はとても楽しそうにしています。今の学校に行くよりもこうしたいと言ってきた時にキラキラした笑顔だったらそれは本心でしょう。一方で、暗い表情をしていたら、どんなに学力が高い子でもそれ(「学校がつまらない」という言い分)は「言い訳」なのかもしれません。他に辛い原因があると気づいてあげてほしいです》

この「笑顔の量」というポイント。これは、子どもが下表の「充電場面」にいるのか「活動場面」にいるのかを見分ける際の判断基準でもあります。


笑顔が少ない子どもには安心感が不足しています。そういう子どもには、先ずはたっぷりと「安心7支援」(https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12365150177.html)等の母性で包んであげて欲しいです。そうすればきっと「自力回復力」が働き「活動場面」に自ら移ります。


【ツイート⑤】

記事「母子の愛着形成について〜これから始まる育児の前に知っておきたいこと〜」(http://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2018/02/20180429precongress.pdf)

《赤ちゃんは親の顔を正面から見た時に初めて認識する。赤ちゃんをあやしている時にスマホなどを見ると、(赤ちゃんからは母親の顔が斜めにしか見えないため)親の顔を認識しづらくなる》

場合によっては、スマホが邪魔で親の顔が全く見えないこともありそうです。そうなると、赤ちゃんからすると、マネキンから授乳されているのと、さほど変わらないのかも知れません。

 やはり、きちんと「子供を見る」をきちんと意識しないと親の愛情は伝わらないと言うことでしょう。


【ツイート⑥】

記事《いつもと違う水がすっごくおいしかった理由》(https://ameblo.jp/amami-blog/entry-12624954766.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=8e57e0d77be746968fd7308a6a625313)


 冷たい水がすごくおいしいと言った感覚過敏の自閉症スペクトラム障害のお子さん。感覚の感じやすさは大なり小なり誰でも持っていますが、その傾向が強い人は、味に限らず曖昧なものに不安を感じます。この場合で言えば、冷たいものは冷たく、熱いものは熱く、味ははっきりとしたものを好みます。

 因みに、私も子どもの頃から母親に「味噌汁は熱くしてね」とお願いしていましたし、今でもキュウリは食べれますが、味の薄いウリやトウガンは苦手です。