【ツイート①】

記事《「よい子」を振る舞うモンスター小学生が急増しているワケ》(https://news.yahoo.co.jp/articles/de1d15a5b9635853d148b84f3c8064a15b218fd1)

《いま小学校では「よい子」を振る舞う児童が急増し、裏ではいじめや問題行動を起こしているという。「『よい子』を振る舞う児童は自己肯定感が低いという傾向がある」「インテリ層の子供は、親御さんから常に『勉強しなさい』と言われ続け、『勉強ができる”○○ちゃんだから好き』という条件付きの愛を受けて育てられるケースも多い。しかし、子どもにとってその愛は、『もし勉強ができなくなったら親から嫌われてしまう』という見捨てられ不安をもたらし、自己肯定感を低下させてしまう。そうした自己肯定感の低さを満たすために、自分より下の人間を見つけていじめようとする」(専門家)

親の愛が「条件付きの愛」になるか「無条件の愛」になるかは、親が失敗する子供も受け入れられるかどうかで決まります。更にこの「失敗を受け入れる」とは、子供が失敗した時に叱らずに「次は頑張ろうね」と優しく励ますことです。それでも、同じ失敗を繰り返しても注意しないということでは子供の成長はありません。「2回目の失敗の時には注意する」ということを事前に子供に知らせておき、2度目には真剣な表情で「2回目だよ」「直そうと頑張った?」等、釘を刺す必要があると思いますし、2回目となれば子供も納得してこの注意を受け入れることができます。

 但し、この時には、叩く必要も怒鳴る必要もありません。普段から「安心7支援」を意識して穏やかで肯定的な接し方をしている親が、一転して真剣な表情をするだけで効果は十分あります。親との間に愛着(愛の絆)が育まれ、子供が親を好きな状態であれば、真剣で厳しい表情をされるだけでも子供にとっては心が痛む事態なのです。

 逆に、普段から怒鳴っている親が、2回目に更に叱ろうと思ったら、もっと大きな声を出さないと効き目が現れません。こうなると、子供は既に「直そう」という意欲など失われた状態になるでしょう。


【ツイート②】

記事《「すくすく子育て」(Eテレ) 1018日放送分「見守る子育て」特集》

 ある保育所で、子供がミニカーをピアノの鍵盤に当てて弾いて音の変化を楽しんでいました。するとあるベテラン保育士が、「止めなさい」とは言わず、「これでやると鍵盤が傷ついちゃうから、代わりにこの布でやってごらん」と教えていました。ミニカーで鍵盤が傷つくと言うリスクだけを取り除いて、ピアノの音の変化を楽しみたいと言う子供の欲求を満たしたのです。つまり、全部を禁止するのではなく、親がいけないと思う要素だけを止めさせ、それ以外の子供の欲求は満たすということがコツだと思います。そのことについては、解説の東京大学の汐見稔幸教授も「背景にある気持ちに共感し、難しい時は代わりの案を示してあげる」と解説されていました。

 その後、今度は別の子供が施設の電話機を投げて壊してしまいました。ところが保育士はそれを注意せず、あらわになった電話機の中身の構造に興味を向けさせていました。しかし私は、やはり物を壊した事は注意しなければならないと思います。そこで、始めに「他のおもちゃと同じように考えちゃったんだね」等と子供の気持ちに共感し、その後に壊したことに対して「でも壊しちゃったね。なんて言えばいいかな」と子供に考えさせ、「ごめんなさい」と言えたら「よく気付いたね」と褒めるのがいいと思います。「壊した時はごめんなさいを言おうね」と親が一方的に解決してしまうと、子供の自尊心が損われてしまうので、望ましい方法を子供に考えさせるように仕向けることで子供が活躍するのりしろを残しておき、それができたら褒めるのがコツだと思います。

 また番組のMCから「見守ると言ってもきちんと躾(しつけ)をしなければならない時はどうすれば良いか」と言う疑問が出されました。それに対して、解説のベテラン保育士は「躾は子供にとっては押し付け。やりたい事はできるだけ尊重するべき」と助言しました。けれど私は、普段から親との愛着(愛の絆)ができていて、その場でも親が「①共感→②指導」で微笑みながら優しい口調で接すれば、子供は受け止めることができると思いますし、普段からたくさん褒めていれば問題ないと思います。元中京大学の鯨岡峻氏も「指導よりも受容が多くなるように」との旨を指摘しています。


【ツイート③】

記事《[教えて!親野先生]子どもを叱りすぎる自分を変えたい人にこそ試して欲しいコツ》https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201017-00010001-benesseks-life

《子供には生まれつきの資質がありますので、苦手なことを叱り続けてもよい芽は出ません。例えば、マイペースな子を叱り続けてもムダです。生まれつきのライフリズムは簡単には変わらないからです》《伸ばしやすいところを伸ばすのと同時に、苦手なことに目を瞑る(つぶる)ことが大切です。目を瞑らないと「好きなこと・得意なこと」も伸び悩みます》

親野先生が言う「生まれつきのマイペースな資質」とは、恐らく、他者との繋がりを避けがちな先天性の自閉症スペクトラムによる特質のことを意味しているのだと思います。「自閉症スペクトラム障害」と診断される(自閉症スペクトラムの傾向が障害域にある)ほど強くなくとも、それが生まれつきの特徴であることには変わりはありません。その証拠に、誰にでも「自分の〇〇なところは子供の頃から変わらない(死ぬまで治らない)」と思うところはあるのではないでしょうか?因みに自閉症スペクトラムの特質には「マイペース」の他にもこんなにたくさんあります→ 《https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12171281341.html》。自閉症傾向「0」という人は1人もいないとされているので、社会全体がもっと優しくなる必要がありそうです。

 ただ、先天性の特質でも、子供を上手に導けばその症状が改善する事は充分あり得ます。その導き方とは、初めに子供の気持ちを聞くなどのように「子供を受容する」こと。そしてその後に優しく穏やかに正しいやり方を教えること。この順序による指導です。例えば自分の好きなことばかりをするマイペースな子供に対しては、先ずは「そのゲームがずいぶん楽しいんだね」等と子供の気持ちに共感し、そのあとで「でも〇〇だからそろそろやめようね」と理由もつけて、「……しようね」のような穏やかな言い方(命令形や指示形は避ける)に気をつけて導くことが有効だと思います。

 また、「苦手なことに目を瞑らないと『好きなこと・得意なこと』も伸び悩みます」という指摘の意味は、得意な事と苦手な事があれば、親はどうしても苦手なことに目がいってしまうので、思い切って苦手なことには何も言わないと覚悟を決めた方が良いと言うことだと思います。ただし子どもは、得意なことを褒められていると、苦手な事もがんばり出すものです。


【ツイート④】

記事《下校途中の男児殴って土下座させる54歳男、娘から「たたかれた」と聞き》(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201017-00050207-yom-soci)

《男児は男の娘を含む同級生らと下校していた。帰宅した娘から「男児に傘でたたかれた」と聞いた男が男児を見つけて呼び止め、「謝れ、正座しろ」等と叫んで、顔を数回殴る等して怪我をさせた》

暴力を振るった子供に反省させるには、先ずは「何故叩いたのか」を否定せずに聞くことが必要です。指導はその後。殴るなどは論外です。

 一方で、暴力を振るうくらい気持ちが凝り固まった子供に初めから指導から入ると、反発心を抱き、その後の指導を受け入れられません。しかし始めに自分の気持ちを受け止めてもらうと、子供は指導を受け入れやすくなります。


【ツイート⑤】

「シャチハタ 手洗い練習スタンプ『おててポン』」(https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%81%E3%83%8F%E3%82%BF-%E6%89%8B%E6%B4%97%E3%81%84%E7%B7%B4%E7%BF%92%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%97-%E3%81%8A%E3%81%A6%E3%81%A6%E3%83%9D%E3%83%B3-ZHT-A1-H-01/dp/B01MQQRN54)

丁寧に手洗いをすると、手のひらに押したスタンプ跡が消えます(→丁寧でないと消えない)。特に面倒くさがりな子供にとっては、コロナ禍の優れもの商品です。

 冬に第三波が来る前に、改めて子どもの手洗いを見直すことは大切なことだと思います。