【ツイート①】
記事「マスク着用、新型コロナ感染2割以下に ハムスターで実験―香港大」(https://www.jiji.com/jc/article?k=2020051800826&g=int)
 香港大学の研究チームによるハムスターを用いた実験。
 感染群も健康群もマスクをしない環境では健康群の感染率は66.6%だったが、感染群がマスクをすると16.7%に低下。一方、健康群がマスクをすると健康群の感染率は、しない時の66.6% から33.3%に低下したという。
 つまり、もちろん感染者がマスクをした時に健康者にうつさない効果は絶大ですが、健康者がマスクをした時に感染者からうつされない効果もマスクをしない場合に比べて倍の効果があるという驚きの結果です。あるTV番組で紹介され、出演していた専門家が感動していました。

【ツイート②】
 ある朝の報道番組に出演するコメンテーターさんに、とても心配性な方がいらっしゃいます。いわゆる感覚敏感の傾向が強い方なのですが、その分とても優秀な方で、その番組の看板コメンテーターでもあります。
 ところが、その方の「心配性」を他の出演者がからかう場面が時々あります。この番組は常に高い視聴率を獲得しており、その多数の視聴者が、番組出演者による感覚過敏者に対するからかいやイジリを「モデリング」(熟練者を観察することによって起こる学習)してしまう危険があると思い、ある日私は、その番組公式ツイッターで毎日発信される放送予告ツイートの返信欄に「Tさんの心配性と優秀さはセットなので配慮願いたい」旨をツイートしました。以下はその時のツイート分です

「『心配性と優秀さはセット』のポイントは『感じ易さ』です。感じ易い人ほど外部刺激に対して用心深くなる一方で、無意識のうちに外部刺激を遮断して籠る環境を作る傾向にあり、その分得意分野に没頭して人並外れた能力を発揮します。

‪   また、感じやすい人から余り感じない人までその程度は様々ですが、全く感じないという人は世の中に一人としていません。ただ皮肉なことに、感じやすい人の特徴だけが目立つ傾向にあるため、学校現場でも担任からその特徴を理解されないために学校に適応できなくなる事例が多々あります。ご理解頂ければ幸いです。」


【ツイート③】
記事「『食事のしつけ』(https://www.nhk.or.jp/sukusuku/p2017/699.html)」
Q. 食べものを大事にしてほしい、どんなふうに教えたらいい?
A. 「食べ物を投げたり落としたりすると、大好きなママやパパが『ダメ!』と反応します。その反応が子供にとっては面白いのです。だから知らないふりをしたり大げさに反応しないようにしてみましょう。反応が少ないと子供は『つまらないな』となります」と管理栄養士・東洋大学非常勤講師太田百合子氏。
Q. 食事のときに遊んだり寝てしまったり、どうしたら短い時間で食べられる?
A. 「食事は一生続きます。だからこそ、お母さんが頑張り過ぎているところを見せて、子供に『食事はすごく頑張らないといけない辛いもの』だと思わせたくありません。子どもにとって、お母さんが笑顔でいてくれることが、最高のおかずになります」と東京家政大学ナースリールーム 主任保育士井桁容子。

 その他、本記事では以下のような悩みに専門家が回答しています。

【ツイート④】
 今日またいつものスーパーに買い物に行ってきました。
 今日は「スマイルAさん」のレジに並ぶことができました。前回(5月13日投稿記事「声の明るい店員さんなのに…なぜ?」参照)のことがあり、改めてAさんの言動を見つめ直してみると、愛着形成行為である「安心7支援」の中の「笑顔」と「視線」は必ずセットでした。
 また、牛乳などの飲料を買い物カゴに入れる際には必ず「飲み物を横にしてもよろしいですか?」と必ずこちらに聞いてくれます。この「聞く」も「安心7支援」の行為であり、相手の気持ちを受け止めるために重要です。
 因みに、同じスーパーでも、客に聞かずさっさと飲み物を横にする店員さんもいます。田舎のせいか、社内教育が徹底していないのだと思います。このAさんの接客がスタンダードになれば、このコロナ禍のストレス状況の中、そのスーパー自体が癒しの提供施設になると思うのですが…。もっとも、それ以前に各家庭でのスタンダードになれば何の問題もありません。

【ツイート⑤】
記事「8都道府県は宣言継続も人出増“緩み”懸念」
「緊急事態宣言が継続された8都道府県でも前の日に比べて3%から12%程増加。感染拡大前と比べても大阪・梅田で68%減っている他は4割から6割程度の減少に止まっている」
 一番緩んでいないのは一部を解除した大阪。「大阪モデル」によって明確な目標を与えられて前向きになっていることの勝利?
 因みに「東京アラート」とは、解除条件が一つでも守れなくなった時に発する注意喚起だそう。東京のように出来なかった時に注意するか、大阪のようにできた時に褒めるか、その差は大きいと思います。子どもの場合は特に。

【ツイート⑥】
記事「西村大臣、39県解除で「あちこちで気の緩み」 人出の増加に警戒感」


 総理が5月14日に解除された地域に出した「3つのお願い」が漠然としていること、必要感が感じられないことが「緩み」の原因ではないでしょうか?
 因みに、総理の「3つのお願い」とは以下の通りです。
「第一は、少しずつ段階的にということです。解除された地域の皆さんに、もはや外出自粛はお願いいたしません。それでも、最初は人との面会は避ける、電話で済むものは済ませるなど、人との接触をできる限り減らす努力は続けていただきたいと思います。解除された地域の中でも、県をまたいだ移動については、少なくとも今月中は、可能な限り控えていただきたい。段階的に日常の暮らしを取り戻していただくようお願いいたします。
 第二は、前向きな変化はできるだけこれからも続けてほしいということであります。オフィスの仕事については、多くの皆さんの御協力によって、この1か月でテレワークが普及しました。改善すべきは改善しながら、この前向きな変化を今後も継続していただきたい。時差通勤などの取組も、混雑を避ける上で有効であり、是非これからも続けていただきたいと考えています。
 第三は、日常のあらゆる場面でウイルスへの警戒を怠らないでいただきたいということです。こまめな手洗いを心がけていただくことはもとより、常に人と人の距離を十分に取り、密集は避ける。外出するときは必ずマスクを着用し、他の人との密接はできるだけ避ける。屋内より屋外で、密閉は避ける。専門家の皆さんが取りまとめた新しい生活様式も参考に、3つの密を生活のあらゆる場面で避けていただきたいと考えています。特に3つの密が濃厚な形で重なる夜の繁華街の接待を伴う飲食店、バーやナイトクラブ、カラオケ、ライブハウスへの出入りは、今後とも控えていただきますようにお願いいたします。いずれもこれまで集団感染が確認された場所であり、身を守るための行動を重ねてお願いいたします」


 果たして、こう言われて私達は実践しようと思うでしょうか?
 新しい知識は私達が既に脳内に持っている知識と繋がった時に初めて脳内に引っ張り込まれるので、「感染は①『飛沫(エアロゾル)感染』と②『接触感染』によって起こる」という皆が既に知っていることと繋げて伝えることが大切だと思います。
 ①は人が吐いた飛沫(エアロゾル)を吸い込んでしまう2m以内に近づかないこと、②はウイルスと接触しているかも知れない自分の手で目鼻口に触れないこと。

「子どもに何か教える時には、子どもがわかる言い方にかみくだいて伝える」と言われるのはそのためです。つまり「子どもがわかる言い方にかみくだいて」=「子どもが既に持っている知識と繋げて」ということです。

【ツイート⑦】
 NHK「ニュースウオッチ9」で、休業要請のために認知症のお父さんを施設に入れる費用も無く、暴言や暴力に悩まされているという女性が紹介されました。
 認知症の治療法に「まるで魔法」とまで形容される「ユマニチュード」というものがありますが、それは、「見る」「話す」「触れる」等の極当たり前のアナログな支援です(「魔法のような認知症治療法「ユマニチュード」」(YouTube動画)参照)。


「スキンシップ」「見る」「微笑む」「穏やかに話す」等の「安心7支援」の支援と共通する支援法であり、そこに私達が安心を得るうえでの基本があるような気がします。