2017年5月19日に「愛着の話 No.36 〜愛着崩壊のスパイラル〜」という記事を投稿していました。
 この記事では、日本において、いつから、なぜ現在のような愛着不全症状が現れ始めたのか?について、精神科医の岡田尊司氏の文献の記述を基に紹介しています。
 その大きなきっかけとして、戦後高度経済成長期頃から現れ始めた核家族化や、東京オリンピックのあった1964年を境としてみられたカラーテレビ等の映像メディアの爆発的な普及を挙げていました。

 なお、これらは、私が岡田氏の文献から要点を抜き出して書き直したものでしたが、先日ひょんなことから、上記以外のある重要なきっかけを抜かしてしまっていたことに気が付き、今回新たにそれを書き足しました。
 それは、第一次オイルショックによってもたらされた“狂乱物価”や、他者がつくった商品を購入する“商品経済”の浸透等にあおられて活発となった、女性に関わるある現象でした。
 その追加箇所は赤文字で記しています。上記の記事タイトルからご参照ください。