【今回の記事】

【今回の投稿の目的】
    今回の投稿は、小学校受験対策のためのものではありません。むしろ私は小学校受験には否定的です。小学校入学を控える子どもには、親子の絆を深めたり、友達とたくさん遊んだり、自然と触れ合ったり等の“勉強よりも大切な経験”があると思うからです。
    今回の記事では、小学校受験での面接の時に面接官からどんなことを聞かれるか?ということについて多く書かれています。つまり、そこからは、小学校入学時に親や子どもが備えておくべき資質や能力にはどんなものがあるか?という観点を読み取ることができます。
    また、本記事のタイトル「モンスター親をふるい落とす名門校の質問」についても、親自身が「モンスター親」つまり、自己中心的な考え方をする親になっていないかを振り返るための記事として捉えて頂きたいのです。
    以上のようなことを念頭に以下の記事をご覧ください。

【記事の概要】
    自らの面接と、親として参加する小学校受験の最大の違い、それは家族との関わり方など私生活について細やかに語る力が求められることだ。伴侶や子どもとの関わりが試される。付け焼き刃的なノウハウでは決して突破できないのが小学校受験の面接だ。

面接でチェックされるのは3つ
    学校側は子どもたちの何を見ているのか。それは、一番楽しそうに課題に取り組んでいる子や、なぜだか皆から応援されている子、つまり教師が『また会いたい』と興味を持つような子が選ばれるんです。では、そんな中で「面接」はどんな位置づけか。伸芽会教育研究所所長・飯田道郎氏は、「考査では調べきれない点を見る場」と定義する。「面接の質問には3つの柱があります。まず1つ目は親の人柄を見るための質問。これまでの生き方や教育において自負があるのは構わない。しかし同時に謙虚さや誠実さも持っているか。2つ目は、家族の輪。3つ目は、どれだけその学校に入りたいかという熱意です。学校によってどれを重視するか比重は違いますが、基本的にこの3点が見られます」

面接の質問内容は年々難易度が上がっている
将来、学校と家庭との方針が食い違ったらどうするか」といった、より答えにくい質問をする学校もある。また「子どもがいじめられていると相談してきたらどうするか」といった類いの問いをする学校もある。例えば、後者のような質問には、何と答えれば正解なのだろうか。とっさに浮かびそうなのは
1「加害者のお子さんと話し合わせます」
2「相手の親御さんとよく話します」
3「担任の先生に相談します」
あたりだが、ジャック幼児教育研究所の渋谷教室・教室長の玉谷美鈴氏によると、「いずれもNG」とのこと。「1番目の答えは、すでに相手の子を『加害者』扱いしており、最初から話を大きくしています。また、2番目のように、相手の親と話をすれば事態はこじれるだけ。3番目は問題があれば学校が何とかすべきと丸投げ宣言しているようなもの。実はどれもがモンスターペアレント予備軍の答えなんです」では正解は何か。まずは子どもの言葉を鵜呑みにせず、よく状況を聞き出し、「明日はお友達にこう言ってみようよ」など家庭内で解決する姿勢を見せること。「それでだめなら、担任の先生にご相談申し上げます」という順序が妥当だという。
    両親への難問も多いが、子ども向けの質問も難問ばかりだ。お父様の尊敬できるところはどこですか?」という質問では、「尊敬」の言葉の意味がわからない場合に面接官へ質問できるかも問われている。また、「あなたがブランコに乗ったばかりのときにお友達が代わってと言いました。どうしますか?」等、予期せぬ質問も多い。答えに詰まったとき、どうすればいいのか。その場で考えて自分の言葉で話せるかというのをチェックされているため、どんな質問にも答えを出す練習が必要です。ただ、子どもが答えられなければ、面接官は言い方を変えたりと工夫してくれます。一番いけないのは、心配した親が助け舟を出すこと。過保護な印象を与えてしまいます」(大岡氏)
    工夫を凝らした質問の数々が面接の場では飛び出すが、結局必要とされているのは「聞く力」や「相手の立場や心を察する力」「自らの思いを相手に伝えられるコミュニケーション能力」ということになりそうだ。

あなたは、この難問に答えられるか
両親向け》
お父様のご趣味は何ですか?
お子様がいじめられていると相談してきたらどうしますか?
子ども向け》
お父様の尊敬できるところはどこですか?
あなたがブランコに乗ったばかりのときにお友達が代わってと言いました。どうしますか?

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   長くなってしまったので、私の「感想」については、明日に持ち越しとしたいと思います。
    明日は、上記記事内で、面接官から問われている質問を「親に関わること」「子どもに関わること」の二つに整理し、問われていることについての意味や望ましい答え、更にそのための普段の養育のあり方について考えます。