○注意されて直せたら褒める。
子どもですから、必ず失敗します。親から注意されることもあるでしょう。例えば、「遊びから帰るときは○時までに帰ってくる」という約束事があったとします。ある日、約束の時間までに帰ってきませんでした。親は、そのことを注意します。さて次の日、子どもが約束の時間を守って帰って来ました。その時は「注意されたのだから直すのは当たり前」とは考えずに、きちんと「今日はきちんと守れたね。えらかったね。」と褒めてあげてください。
子供は親からの注意に対して一生懸命頑張ります。
しかしその親が注意しっぱなしで、その後の子どもの様子に無関心ではいけません。注意されたことができているかどうかをよく見守ってあげてください。きっと子どもは「お母さん、今日はちゃんと時間までに帰ってきたよ。」と誇らしげに帰ってくるはずです。その「がんばったよ」という気持ちを大切に受け止めて、きちんと褒めてあげたいものです。
また、注意された時の子どもの態度も大切です。いたずらしていてお皿をわってしまった。親は当然注意します。この時に、もしも子どもが自分から「ごめんなさい」を言えたら「①自分から『ごめんなさい』がいえたね。②これからは気をつけようね。」と褒めてから注意してあげてください。(小さい頃は、「①褒める、②注意する」、この順番が特に大切になります。子どもへの“入り方”が違います。)
話は、ずれるかもしれませんが「ありがとう」と「ごめんなさい」が言えることは適切な集団生活を過ごすうえで必ず必要です。これが言えないと人間関係をうまく作ることができず、結局本人が集団から孤立します。