今回の記事
「夏」へ小池氏着々…都議会の支持加速

【記事の概要】
   5日投開票された東京都千代田区長選は、小池百合子都知事が支援した現職の石川雅己氏(75)の5選が確実になり、昨年の都知事選以降、小池氏が人気を持続していることが鮮明になった

【感想】
   相変わらず、小池氏に対する支持は厚いようである。なぜ、小池氏がこれほどまでに支持を集めているのだろうか?
   一方で、アメリカでは司法までがトランプ氏に対する不支持を表明し、反発が一層強まっている。

   両者の支持がこれ程異なるのはなぜだろうか?これについては、政治的な思惑が絡んでいることは間違いないが、個人的にはもっと別の理由があると思っている。
   それは、両者の言葉遣いである。
   小池氏は、様々な思いがある中でも言葉を選んで理性的に発言をしている。しかしトランプ氏は自分の赴くままに本能的な過激な発言を繰り返している。少なくとも私にとっては、「言葉が与える印象」が両者の間に大きな差異を生んでいる。

   この「言葉が与える印象」というものは、決して政治的な場面にだけ当てはまることではない。職場でも、またネット社会でも、理性的な発言をするか、感情的な発言をするかによって大きな印象の差を生んでいると感じている。
   人には誰でも「自尊心」というものがあり、同じ内容を伝えられる場合でも、理性的な言葉遣いをされれば自分が尊重されていると受け止めることができるのだが、感情的な言葉遣いをされると自ずと反発心が生まれるものである。

「ストレス社会」と言われる今だからこそ、互いに相手の考え方や立場を尊重する発言をしたいものである。