【今回の記事】
愛着形成(愛着形成のやり直し)の仕方 「愛着7」

【記事の概要】
   愛着を形成するための7つの方法「愛着7(セブン)」
①乳幼児期には親が子どもの近くにいて養育に当たる
②スキンシップを図る
子供を見て微笑む
子供に穏やかな口調で話しかける
子供の話をうなずきながら聴く
小さなことから褒める
⑦以上の中でやると決めたものは、気分でやったりやらなかったりしない

【感想】
   さて、毎日の家族団欒の中でできる支援は、③、 ④、 ⑤、⑥と4つもあります。しかし、家族によってはそれができない場合もあります。
   以下の二つの家族の様子をご覧ください。

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お馴染みのこの家庭では、スマホをいじる家族はいないので、いつも家族同士が見て微笑み(③)あったり、温かな会話(④)があったり、子供の話を聞いて(⑤)あげたり、ときには大人が子供を褒めたり(⑥)するといった、家族同士の愛着を形成する場面が頻繁にあります

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しかし、 このような家庭では、各自がスマホ操作に夢中になっているため、家族同士の視線も合わなければ微笑みもありません。会話もありません。つまり、愛着を形成するための行為がほとんど行われていないのです。このような毎日を過ごしているうちに、家族同士の「愛着」が崩れていくのです。そこに家族同士の揉め事が発生すると、場合によっては家族内の暴力が起きるのです。

   言うまでもありませんが、サザエさんは昭和の頃の家族の様子を表しているアニメです。そして下の画像は現代の家族の様子を表しているものです。両者の時代の中に見られる象徴的な違いがスマホの有無です。このスマホの登場によって、家族の愛着が崩壊し始めているということについては、精神科医の岡田氏が著書の中で指摘しています。つまり、昨今、昭和の頃に比べて、家族内の殺人事件が急激に増えてきているのは、このスマホ依存による家族の愛着の崩壊が要因であると考えられるのです。

   たかがスマホ、されどスマホです。スマホによって大切な家族が崩壊するようなことがあってはなりません!