高畑裕太氏が釈放された。
   このことについて、あるテレビ番組の中で取り上げているコナーがあった。その中で、ある出演者は、「高畑裕太は、これまでも、これからも親の保護で生きていくんでしょうね」と述べ、またある出演者は、「芸能界には復帰しないで、人としての生活力を身につけてほしい」と話していた。全く同感である。

   高畑裕太氏については、これまで本ブログでも、愛着スタイル、自立心、自律心、発達障害の各側面から考えてきた。それらについては、以下を参照のこと。
「『欲求を抑えられなかった』高畑裕太容疑者 〜愛着スタイル、自立心、自律心の問題〜」(http://s.ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12193520018.html
高畑淳子が匂わせていた 息子 高畑裕太の異常性 〜発達障害の観点から見る〜」(http://s.ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12193817706.html
として、紹介してきた。
   これらの「愛着スタイル、自立心、自律心、発達障害」の中で、「愛着スタイル、自立心、自律心」は、親の育て方で決まるものであり、しかもその全てが親の過保護な育て方によって、欠落するものである。

   さて、冒頭のテレビ番組の紹介の中に、ある出演者の「人としての生活力を身につけてほしい」という発言があった。この力を彼に限って厳密に言うならば、母親の保護から卒業し自立した生活を送るという意味を込めて、「人として自立して生きる力」となるだろう。この「人として自立して生きる力」とはどのような力なのだろう。これについては、様々な解釈の仕方があるだろうが、私なりに定義すれば、それこそが「キャリア教育」の4つの能力だろうと考えている。その4つとは、「人間関係形成能力」「情報活用能力」「将来設計能力」「意思決定能力」である。これらについても、過去にこのブログで紹介しているので、その投稿「社会的自立のために「学力」よりも大切な4つの能力!「キムタク母流子育て」で育む」(http://s.ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12197423037.html)もぜひ参照してほしい。これらの力が、なぜ高畑祐太氏に必要なのかが分かっていただけると思う。