【今回の記事】
小池知事に塩対応 都庁に苦情殺到で都議会議長“大炎上”

小池都知事、安倍首相に就任あいさつ 首相「一本とられた...」


 本ブログでも投稿したが、都議会議長川井氏が、小池氏に対する子供じみた“塩対応”(冷たい対応)で墓穴を掘った。それは小池知事の挨拶回りの時。
「知事と議会は両輪。一輪車にならないように」と説教を垂れた揚げ句、握手も記念撮影も拒否。記念写真を促す報道陣に「あなたの要望に応える必要はないから」と言い放った。その様子がテレビで繰り返しオンエアされ、都庁に苦情が殺到しているそうである。
 庁内では既に「川井議長の塩対応」という案件名まで付いている上、ネット上には「来年の都議選でただの人にしてやりましょう」などの書き込みが相次いでいるとのこと。
   組織という人間社会の中で、個人的な感情に流された行動とった結果がこれである。

   一方、小池氏は安倍総理大臣にも挨拶に行った。安倍総理からすれば、自民党推薦の増田氏を破られ心中穏やかではないところであったはずであるが、その際の小池氏への対応は川井氏のそれとは違っていた。
安倍首相「ご当選おめでとうございます
小池知事「ありがとうございます」
安倍首相「自民党は、小池さんには、きつい一本をとられましたね。東京オリンピック・パラリンピックを成功させていくためにも、政府と東京と、協力してやらせていただきたいと思います

   個人的な感情を「きつい一本を取られましたね」という軽いブラックジョークにすり替え、「ご当選おめでとうございます」「政府と東京と、協力してやらせていただきたいと思います」と、大人の対応をしている。総理大臣という立場上、仕方のないことかもしれないが、これが組織の中の大人の人間関係の姿なのだ。
   ちなみに、川井氏、安倍氏、いずれの場合も、その時にカメラが回っていることをご自身が知っていてのこの違いである。

   組織の中で個人的な感情に流された行動をしたものは、必ずそのしっぺ返しを食うのであった。めでたし、めでたし。